ヤサシイエンゲイ

サフランの育て方

サフランアヤメ科 学名:Crocus sativus 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよい)

早春の球根植物として親しまれているクロッカスの仲間で、高価なスパイスとしてもよく知られています。秋に松葉の様な細長い葉を出しつつ、同時に紫色の花を咲かせます。花が咲いた後も葉は長く伸び、翌春の5月頃に枯れて休眠します。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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球根植え付け
                バー バー    
球根掘りあげ
      バー バー              
肥料
バー                   バー

収穫・利用
花が咲いたらすぐに赤い雌しべを抜き取って、キッチンペーパーなど水を吸う紙の上に置き、日陰で乾燥させます。乾燥した雌しべは糸くずの様に細くて風で飛ばされやすいので気をつけましょう。しっかりと乾いたら瓶などに入れて保存しますが、風味が落ちるので1年くらいで使い切るようにします。

主に料理などの着色、風味付けに使われますが主成分のクロシンは非常に着色力が強いので使用する量は加減します。また、水や湯に浸けると色素が溶け出てきますが、油には溶けません。使う前にホイルにくるんでオーブンの余熱で乾燥させてから用いると風味と香りがいっそう増すそうです。

季節・日常の手入れ
球根の掘りあげ
花後春に葉が全体の2/3以上枯れた頃に球根を掘り上げます。掘り上げた球根は雨の当たらない風通しのよい日陰に吊しておき葉が完全に茶色く枯れたら葉を取り除いて、新しくできた子球を親球からはずしてネットなどの通気性のよい袋に入れて植え付け時期まで貯蔵しておきます。高温多湿で球根が腐ることがあるので掘り上げますが、その心配がなければ数年間植えっぱなしでもかまいません。 

ただし、3~5年も植えっぱなしにしていると球根がふえてきゅうくつになってしまうので、そのときは掘り上げて植え直します。

芽かき芽かき
芽が出た数だけ新しい球根ができます。鉢やコンテナなど用土が限られた場所だとすべての芽を育てても球根が十分に太らず、翌年花を咲かせないこともあります。球根を太らせるために花後、芽をかき取ってできる球根の数をしぼってもよいでしょう。

日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好み、日照不足になると花付きが悪くなります。

寒さには非常に強いので特に防寒をする必要はありません。逆に高温多湿に弱いので、できれば春以降は掘り上げて涼しい場所で貯蔵します。生育の適温は5℃~15℃程度と冷涼な環境を好みます。

水やり・肥料
鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるのが基本です。冬~春にかけては水やりを控えてやや乾かし気味に管理します。

花後に新しい球根を太らせるためには肥料は不可欠です。花後と2月頃の2回、化成肥料を適量株元にばらまきます。肥料はリン酸分の多いものを用います。窒素分が多いと球根が軟弱になり病気にかかりやすくなります。

用土
腐葉土や堆肥のたっぷり入った肥沃な土が適しています。鉢植えの場合は赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を用います。

植え替え・植え付け
球根の植え付け球根の植え付けは8月下旬~9月中旬が適期です。植え付けが遅れると花が小さくなる傾向があります。また、植え忘れると袋の中で芽を出し花を咲かせることもあります(そうなってしまった球根は速やかに植え付けましょう)。

球根は浅く植えると芽はたくさん出てくるのですが、花付きが悪くなるのでよくありません。鉢植えの場合は球根1コ~1.5コ分の深さに、庭植えの場合は球根2コ分の深さが適当です。

草丈がさほど高くならないので、鉢に植える場合は高さの低い平鉢などに植えたほうが開花時に見栄えがよいです。 球根を手にとって選べる場合はできるだけ大きな球根を選びましょう(球根が大きい方が咲く花の数も多いです)。

ふやし方
新しくできた球根を取ってふやすことができます。「季節・日常の手入れ」の項を参照にしてください。

かかりやすい病害虫
窒素分の肥料が多すぎると軟腐病になり球根が腐ることがあります。また、高温時期にネダニが発生することがあります

まとめ 
日当たりのよい場所が適しています
高温多湿に弱く冷涼な気候を好む
球根は浅植えにしない

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球根植物