ヤサシイエンゲイ

堂々とした姿のサルビア

サルビア・スクラレア(クラリセージ)

サルビア・スクラレア
科名:シソ科
学名: Salvia sclarea
別名: オニサルビア
原産地:地中海沿岸 北・中央アフリカの一部
草丈:1m-1.3m
主な開花期:6月~7月


〔〕内は学名、S.はSalviaの略

サルビア・スクラレア(クラリセージ)とは

地中海沿岸、北・中央アフリカの一部に分布するサルビアの仲間です。精油に高い薬効成分があり、園芸ではハーブとして扱われますが、花穂が立派で美しく存在感も強いので、観賞用に花壇などにも植えられます。

和名はオニサルビアと言います。サルビアの中でも大型で全体的にごついのでこの名前があるのでしょう。開花時期の草丈は1mを超します。 初夏~梅雨頃に花を咲かせます。花穂を30cmほど伸ばして、白や淡いピンク色の花をたくさん付けます。花の付け根にある葉っぱ(苞)はピンクや藤色に色づきます。香りが非常に強いので、切り花には向きません。

精油は、紀元前から薬として利用されています。ディオスコリデスをはじめとした、古代ギリシアの学者もその効き目の高さを認めていました。現在では、香水の原料や酒類にマスカットの風味を付けるためなど、香料として広く用いられています。

よく知られる園芸品種に‘トルケスタニカ’〔‘Turkestanica’= var. turkestanica〕があります。通常種より大型で、特に縁がピンク色に色づいた大きな苞が美しいです。バチカンクラリとも呼ばれます。古くは、同じ特徴を持つクラリセージが「バチカン系(Vatican strain)」と呼ばれていたそうなので、そのせいではないかと思います。

種小名のスクラレアは「澄んだ」とか「透明な」という意味で、タネから採れるネバネバが、目の洗浄に用いられたことに由来します。クラリ(clary)はクリア・アイ(clear eys)が訛った言葉だとされます。

育てるときの注意点

耐寒性は-18℃くらいで、寒さには非常に強いです。高温多湿に弱いので、夏は風通しの良い場所が適しています。

苗を植え付けるか、タネをまいて育てます。二年草なので、通常は春にタネをまくと翌年の初夏、秋だと翌々年に花を咲かせます。

株は横にも広がるので、植え付けには十分なスペースが必要です。鉢植えにする場合は10号(直径30cm)以上の鉢が必要です。

たいがいは開花のあとタネを付けて株は枯れますが、株が生き残って翌年も花を咲かすことがあるようで、ごく寿命の短い多年草として扱うこともあります。

その他のサルビア類
サルビア・ミクロフィラ(チェリーセージ)
サルビア・レウカンサ(アメジストセージ)
サルビア・グァラニティカ(メドーセージ)
関連するページ
シソ科
サルビアとは…一年で枯れる一年草タイプのサルビアについて