薬効が高いと言われるハーブ
セージ
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科名:シソ科学名:Salvia officinalis別名:ヤクヨウサルビア コモンセージ原産地:地中海沿岸草丈:40cm〜1m主な開花期:5月-6月栽培難易度:
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〔〕内は学名、S.はSalviaの略
セージとは
![]() セージの花 |
地中海沿岸に分布する毎年花を咲かせる多年草で、古代ギリシア・ローマ時代から薬用・香辛料として利用されています。日本には江戸時代に薬用植物として入ってきましたが、現在はハーブの一種として扱われることが多いです。和名はヤクヨウサルビアです。他のセージ類と区別するため、コモンセージ、ガーデンセージとも呼ばれます。
草丈は40cm〜1mで葉は長楕円形、灰緑色で表面には細かい網目状のしわが入り、すっきりした爽やかな香りを持ちます。初夏〜夏にかけて茎の先端に紫色の花を穂状に咲かせます。株元の茎は表面が茶色っぽくなって、樹木のような質感になります。花も葉も美しいので、花壇や鉢植えにしても楽しめます。 学名はサルビア・オフィキナリスで、種小名のオフィキナリスは「薬用になる」と言う意味です。
![]() パープルセージ ![]() ゴールデンセージ |
セージの品種
カラフルな葉色をした、鑑賞にぴったりな品種が多くあります。
パープルセージ〔S. officinalis 'Purpuracens'〕
暗赤紫色の葉をしています。特に新芽の時期は色が濃くて美しく、古くなっていくと普通のセージのような緑色になります。
ゴールデンセージ〔S. officinalis 'Icterina'〕
明緑色の葉に黄色いフチどりが不規則に入ります。見た目が非常に明るく賑やかな雰囲気です。
トリコロールセージ〔S. officinalis ’Tricolor’〕
緑・白・赤(紫がかったピンク)の3色に彩られる、名前通りの品種です。
その他のセージ
シソ科サルビア属のことを英名でセージというので、セージは広い意味ではサルビア属全体の植物を指します。ここでは、サルビア属の中で○○セージと呼ばれている種を紹介します。中央・アメリカ原産種
![]() メキシカンブッシュセージ ![]() パイナップルセージ ![]() チェリーセージの一種 ![]() ローズリーフセージ |
メキシカンブッシュセージ〔S. leucantha〕
メキシコ、アメリカ中部に分布します。大型種で草丈は1m、横にも良く広がり大きく茂ります。開花期は秋で、花穂を長く伸ばして紫色のがくをもった白い花を咲かせます。花やがくにはフェルトのような柔らかな毛が生え、なめらかな光沢があります。花が美しくて、耐寒性も強くて強健なので日本でも良く植えられています。ドライフラワーに利用できます。アメジストセージとも呼ばれます。
パイナップルセージ〔S. elegans〕
メキシコ原産、高さ1m〜1.5mになります。秋から冬に鮮やかな緋色の細長い花が、ややまばらな穂状につきます。葉にはパイナップルのような甘酸っぱい香りがあります。葉を乾燥させて料理の香り付けやポプリに利用できます。
チェリーセージ〔S. microphylla〕
メキシコ、アメリカ南部に分布します。枝は細かくて良く枝分かれし、高さは1m前後になります。真っ赤な小さい花を咲かせます。一度に咲く花数はさほど多くないですが、非常に鮮やかなで人目を引きます。開花期が春から秋と長い。花色が白っぽくなる品種もあります。
ローズリーフセージ〔S. involcurata〕
メキシコ、中央アメリカに分布します。高さは90cm〜1.2m、花色はピンク〜紅色でやや色幅があります。花穂の先端にピンク色の苞葉が玉状に付く姿が印象的です。
メドーセージ〔S. guaranitica〕
南米に広く分布します。高さは80cm〜1.2m、濃い青紫色の花を穂状に咲かせます。花は一方向に偏る性質があります。
ボッグセージ〔S. uligionsa〕
ブラジル、アルゼンチンなどに分布します。高さは60cm〜1.2mで初夏〜秋にかけて空色の花を咲かせます。ボッグは湿地の意味で自生地の環境に由来します。
ヨーロッパ原産種
クラリーセージ〔S. sclarea〕
ヨーロッパ中南部原産の二年草です。高さは1mほどに達し、葉は大型。花茎は良く枝分かれして、立派な花穂を作り、開花時の存在感は圧巻です。花の付け根に付く葉(苞葉)は大きくて白く色づきます。花色は淡い紫と白です。その大きさから、和名ではオニサルビアと呼ばれます。花と葉には強い芳香があり、精油が採れます。
ペインテッドセージ〔S. virdis〕
ヨーロッパ原産の一年草です。花穂の先端に付く葉(苞葉)がピンクや紫、白に色づき、むしろ花よりも目立ちます。ドライフラワーに向きます。
グリークセージ〔S. fruticosa〕
シシリー島からシリアにかけて分布します。見た目はコモンセージに似ています。葉の裏は白い毛で覆われます。葉は甘い芳香をもち、料理に利用できます。高さは60cm〜1.5m、花色は淡いピンクや紫です。
スパニッシュセージ〔S. lavandulaefolia〕
スペインからフランスに分布します。高さは30cmほどで初夏に青い花を咲かせます。葉に芳香があり、料理やティーに利用されます。
メドゥーセージ〔S. pratensis〕
ヨーロッパ中南部原産、高さ50cmで初夏〜夏にかけて青い花を咲かせます。
サルビア属以外のセージ
![]() ロシアンセージ |
![]() エルサレムセージ |
サルビア属の仲間ではありませんが、○○セージと名の付く植物もあります。代表的なものを紹介します。
ロシアンセージ〔Perovskia〕
南西アジアからチベットにかけて分布する大型の草花です。高さは80cm〜1.5mやや線の細い花をは良く枝分かれして、青紫色の花をたくさん咲かせます。
エルサレムセージ〔Phlomis fruticosa〕
地中海沿岸原産、高さは1m〜1.5mで茎をぐるりと囲むように明るい黄色い花を咲かせます。ドライフラワーなどに利用できます。
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