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愛らしい花

ゼフィランサス

ゼフィランサス
科名:ヒガンバナ科
学名:Zephyranthes
別名:タマスダレ など
原産地:アメリカ など
草丈:20cm~30cm
主な開花期:5月-10月※種により異なる
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(やさしい~ふつう ※種により異なる)

くわしい育て方

〔〕内は学名、Z.はZephyranthesの略

ゼフィランサスとは

北アメリカ南部~中央・南アメリカ、西インド諸島におよそ40種が分布する球根植物です。花の咲く時期は種によって異なり、春咲き種と夏・秋咲き種がありますが、日本ではどちらかというと夏・秋咲きのほうがポピュラーです。開花シーズンに乾燥した環境で、雨が降って球根が潤うと花をわっと咲かせる傾向があるので、レインリリーとも呼ばれます(近縁のハブランサスも同じ理由で、レインリリーと呼ばれることがあります)。

地際から花茎を長く伸ばして、その先端に1輪の花を咲かせます。花は短命で1~3日ほどでしぼんでしまいますが、開花時期は花茎を次々と伸ばすので、果として存外に長い期間楽しむことができます。花色は、白、ピンク、黄色などがあり、6枚の花びらは付け根の部分でくっついて筒状になっています。葉は革紐状で細く、地際から何本も伸びてきます。

ゼフィランサスはギリシア語のゼピュロス(西風)とアンサス(花)の合成語でそのまま直訳すると「西風の花」の意ですが、はっきりした由来はわかりません。

種類

最もよく見るのは、ゼフィランサス・カンディダデ〔Z. candida〕で「タマスダレ」の名前で親しまれています。ペルー原産で、明治の初めに渡来したとされています。梅雨時期から秋にかけて、可愛らしい白い花を咲かせます。花の大きさは径4cm~5cm。

最も古く渡来したのはグアテマラ・西インド諸島原産のゼフィランサス・グランディフロラ〔Z. grandiflora〕です。江戸時代末に入ってきたとされ、「サフランモドキ」の和名があります。熱帯各地で野生化しており、日本でも暖地でも野生化したものが見られます。花の大きさは5cm~6cmで、タマスダレより一回り大きいです。

その他の種類

キトリナ〔Z. citrina〕
ギアナなどに分布、鮮やかな黄色い花が特長です。

ロセア〔Z. rosea〕
グアテマラ、西インド諸島に分布します。花はピンク色で中心に白いぼかしが入ります。

園芸品種

19世紀にイギリスでカンディダ(タマスダレ)とキトリナ を掛け合わせて作られたアヤクス〔Z. × ajaxs〕園芸品種のはじめとされます。20世紀中頃にアメリカのハワードらによって赤やオレンジ色など本来なかった花色の品種が多く作られました。代表的な品種にごく淡いピンク色の’デシレ-'、濃い紅色の’カルメン・ジョーンズ’、オレンジ色の'カプリコーン'などがあります。

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