ヤサシイエンゲイ

水辺が似合う

パピルス(シペラス)

パピルス
科名:カヤツリグサ科
学名:Cyperus papyrus
別名:カミガヤツリ
原産地:北アフリカ 熱帯アフリカ
草丈:1.5m~2.5m
主な開花期:7月-8月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(そだてやすい)

くわしい育て方

〔〕内は学名、C.はCyperusの略

パピルス(シペラス)とは

北アフリカや熱帯アフリカに分布する毎年育つ多年草で、水辺や湿地でよく育ちます。地際を横に這うように伸びるぶっとい根茎をもち、そこからまっすぐに何本もの茎を伸ばします。茂る、というより茎が林立するといった雰囲気です。大型の多年草で、草丈は2.5mほどに達します。茎の先端から細い糸状の花軸が放射状にたくさん出て、さらにその先端に茶褐色の花穂をつけます。葉は退化して茎の根元にさや状になってくっついています。

すらっとした草姿と放射状に広がる花軸が何となく涼しげで、水辺が非常に似合う植物です。園芸では観葉植物として扱いますが、縦にも横にもよく広がり、熱帯性の植物で寒さには若干弱い(冬は5℃以上)ので、大鉢での栽培が基本です。植物園の温室内でよく見かけます。

古代エジプトでは茎の皮をはいで中の白い随を圧搾してほぐした繊維を編んで重しをして水分を抜いてパピルス紙が作られました。英語のpaper(紙)の語源はpapyrus(パピルス)に端を発します。ちなみにパピルスの学名はCyperus papyrus(シペラス・パピルス)です。

その他の仲間

パピルスの仲間であるシペラス(カヤツリグサ)属は世界の熱帯、亜熱帯におよそ700種が分布します。パピルス以外には以下のようなものが観賞用に栽培されています。

シュロガヤツリ〔C. alternifolius〕
マダガスカル原産で、草丈は1.2mで茎の先端から細長い葉っぱ(正確には総苞-そうほう-)が傘の骨のように放射状に広がります。その姿からアンブレラ・プランツなどの別名があります。園芸品種のコシュロガヤツリ〔'Gracilis'〕は草丈が30cmに満たず、コンパクトな鉢植えとして育てられます。

アルボストリーアツス〔C. albostriatus = C. diffusus〕
シュロガヤツリの草丈をぐっと縮めて、葉っぱ(総苞)の幅を広くしたような姿をしています。草丈は30cmほど。

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