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シャコバサボテン>>シャコバサボテンの育て方
■シャコバサボテン サボテン科 サボテン類・鉢花 原産 ブラジル
シャコバサボテン
秋から冬の鉢花の定番です。やや肉厚で平べったい葉を付け、その先端に花を咲かせます。水のやり方が花を咲かせるためのポイントのひとつです

栽培データ一覧
栽培難易度
普通
特長
 枝垂れるように咲く花
耐暑性
やや弱い
耐寒性
5℃以上
生育適温
10〜20℃
使用用途
○鉢植え ○吊り鉢
栽培カレンダー
1
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5
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9
10
11
12
花の咲く時期
 
植え付け
 
肥料


病気 特になし・害虫 特になし

●夏の暑さが多少苦手です
●葉摘みが大事な作業
●生育段階に応じて水のやり方をこまめに変える(本文参照)

 シャコバサボテンのふるさとはブラジルの山岳地帯で標高が800〜2700mで霧に覆われた森林のような場所です。一般的にサボテンは砂漠というイメージが強いかもしれませんが、シャコバサボテンは着生の森林性サボテンです。着生というのは樹木や岩肌などに根を張り生活する植物のことで、洋ランなどによく見られます。一般に鉢植えなどで出回っているシャコバサボテンは園芸品種がほとんどですが、それらの園芸品種の元となった原種(野生の品種)は5〜7品種といわれています。花色、花形も品種改良が進み非常にバラエティーの富んでいます。
各部の名称
シャコバサボテンの仲間はクリスマスカクタスやデンマークカクタスなど色々な呼び名があり多少ややこしいですが基本的な性質や育て方は変わりません。
シャコバサボテンの仲間 と特長
系統名 主な交配親 主な開花期 特長
季咲き系(従来品種) トランカータ 11月〜12月 一般にシャコバサボテン
秋咲き系 オシチアナ 9月〜12月 秋に2〜3回咲く
カニバサボテン系 ルッセリアナ 2月〜3月 昔からある品種
スプリングカクタス系 オプンチオイデス 12月〜2月 比較的小型のモノが多い
※イースターカクタスはシャコバサボテンに似た草姿をしていますがそもそも属がことなり別物です。イースターカクタスはレプサリドプシス属、シャコバサボテンはシュルンベルゲラ属です。


 シャコバサボテンの管理において大事な作業のひとつに葉摘み(ピンチ・摘心とも言います)があります。株をバランスの良い形に仕立てるため、花を咲かせるために大切な作業ですのでぜひ憶えておきましょう。シャコバサボテンの葉は茎をつまみ軽くひねるだけで簡単に摘むことができますのでハサミなどが必要ありません。主に作業を行うのは春と秋の2回です
春と秋の葉摘みの作業
◆春の葉摘み
主に株をバランスの良い形に仕立てるためと、新しい葉をふやして成長を促すために行います。冬越しをした株は茎節の長さがバラバラで乱れた姿になっているものが多いです。地際から3〜5節を残して上部の2〜3節を摘み取りましょう。全体のバランスを見ながら株姿がキレイに丸く収まるように葉摘みを行います。適期は関東平地標準で3月下旬から4月の上旬頃です。気温が10℃を切るような時期はできるだけ避けます。摘み取った茎節はさし芽に利用できます
◆秋の葉摘み
 秋に行う葉摘みは花を咲かせるために行います。適期は9月下旬から10月下旬頃です。花は成熟した葉の先にしかつきませんので色が浅く、小さな新芽や節茎はすべて摘み取ります。そうすることですべての節茎の先端に花芽が付きやすくなり 、開花時期が揃います


 シャコバサボテンは暑さや多湿を嫌います。春〜夏にかけては基本的に屋外に置いて育てますが、直射日光の当たる場所は避けて風通しの良い明るい日陰(午前中は日が当たるが午後からは日陰になるような場所や直射日光はさし込まないが比較的明るい場所。物陰などの暗い日陰は生育上あまり良くない)に置きます。空気の流れの悪いところは湿度が高く生育不良を起こすこともありますので、鉢の下にレンガなどを置いて鉢の下からも風が通るようにしましょう。
 シャコバサボテンは典型的な短日植物(日中の日の長さが短くなると花芽を付ける性質の植物)です。具体的には日の長さがおおよそ12時間以下、気温が20℃以下が約1ヶ月続くと花芽が作られます。関東平地なら10月の下旬頃になるでしょうか。水銀灯や蛍光灯の光にも反応しますので、花芽が形成される時期、夜間でも光が当たる場所に置いているといつまで経っても日の長さが短くならないと勘違いし花芽がつきにくくなります。そのような理由で一年中部屋の中で育てていると花芽が付きにくくなると思います
  凍らせると枯れてしまいますので11月中旬頃に室内の日当たりの良い窓際などに移動します。上記の理由からあまり早い内から室内に入れるのはよくありません

 土の表面が乾いてきたら水をたっぷりと与えます。水をやるタイミングは土の表面の乾きを目安にしましょう。
  真夏はやや水やりを控えめにして鉢土の表面が乾いて2〜3日待ってから水を与えるようにします。これは真夏以降にでる茎節の先端には花芽が付きにくいので新芽の発生を抑えるためと、暑さで生育が衰えてさほど水を必要としないからです。真夏は鉢土の表面が乾きやすいですが、植物自体にはさほど吸収されていません。逆に水をやりすぎると根ぐされをおこしてしまいます。9月下旬頃、涼しくなってきた頃に通常の水やりに戻します。
 葉摘みを行った後、10日から2週間ほど一切水を与えません。これも花のつかない新芽の発生を抑えるためです。花芽がじっと見ると確認できるくらいの大きさ(米粒ほどの大きさ) に生長したら、今度は乾かし過ぎないよう、土の表面が乾いたら与えるようにします。ここで油断して乾燥させるとつぼみがぽろぽろと落ちてきます。冬は休眠期にあたり生育も鈍り水分をあまり必要としません。月1〜2回程度の水やりでじゅうぶんです。暖房の効いた部屋は好ましくありません
 肥料は生育期の5〜7月に行います。ゆっくりと効く固形の肥料を月に1回、液体肥料を2週間に1回それぞれ与えます。7月以降は肥料を一切与えません。花芽の付かない新芽の成長を抑えるためです
 夏以降はできるだけ止め葉(その年に花芽が付く成熟した茎節)より先端に新芽がでないように肥料を控えめにしたり、水を乾かし気味にするような作業を行います
成長段階に応じた水やりを行う
◆生育期(春4〜7月中頃)
休眠からさめて生育も旺盛になる時期です。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます
◆生育緩慢期 (7月末〜9月中頃)
真夏は暑さで生育が衰えます。土の表面は暑さで乾きますが、植物自体は水をさほど必要としないために水やりは控えめに。土の表面が乾いて2〜3日経ってから水やりをします
◆生育熟成期(9月末〜秋の葉摘みまで)
通常の生育期の水やり、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるようにします
◆花芽形成期(秋の葉摘み〜2週間)
新芽の発生を抑え花芽の形成を流すために一切水を与えません
◆花芽生育期
花芽が米粒くらいの大きさになったのを確認できるようになったら、水を切らさないように土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします
◆休眠期(冬)
ほとんど生長しませんので月に1から2回で充分です。与えすぎると根ぐされをおこしやすい

 植え替えは一般に4月下旬頃に行います。春の葉摘みと同時に行うのが一般的です。鉢から抜いた株は傷んだ根や固まった根をくずして整理して、鉢底に軽石などをしいて植え付けます。土は市販のシャコバサボテンの培養土を使用するか、赤玉土(中〜小粒)、腐葉土、軽石の3種類を等量に混ぜたものを使用します。深植えにならないように気を付けて植えます

 春の葉摘みの作業の際に摘み取った茎節がさし芽に利用できます。1節でも良いのですが、2節ずつでさし芽する方がボリュームがでて、生育もはやいです。土はさし芽タネまきの土や赤玉土3にバーミキュライト1を混ぜたものを使います。直径9cmほどのビニールポットで5芽くらいがさし芽する目安です。
 タネをまいて育てることもできますが、あまり初心者向きではありませんのでここでは説明しません


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