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シモツケの育て方

シモツケバラ科 学名:Spiraea japonica用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(やさしい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよいほう)

地際からたくさんの枝を出して広がり(この状態を「株立ち」といいます)、樹高は1mほどに収まります。葉は長楕円形で長さ5cm~10cm、秋に紅葉します。主な開花期は晩春~初夏、淡い紅色の小さな花をたくさん咲かせます

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
  バー バー バー             バー バー
剪定
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント

枝の間引き
枝葉が込み合って風通しが悪くなると、株の内側が蒸れて病気や害虫の被害を受けやすくなります。枝が密生したら、太い枝を株元20cmのところで間引き(切り落とし)ます。古い枝を切り、元気な新しい枝を出さすことで株全体の若返りを図ります。若い枝のほうが枝分かれしやすく勢いもあり、花付きもよいです(これを「枝を更新する」といいます)。

枝を切る時期・タイミング
枝を切る適期は2月頃です。前年伸びた枝だけでなく、春になってから伸びた枝の先端にも花がさくので、「切り戻しの失敗で花が咲かない」というような心配はありません。全体のバランスや樹形を見ながら枝の切り戻しを行いましょう。

樹形をキレイに整える
形をきれいに整えたいのであれば2~3年に1回、枝を半球状に刈り込むか、間延びした枝を株元から切り落とします。ほおっておいてもある程度樹形が自然にまとまるので、毎年枝の切り戻しをする必要はありません。

また、花後はこまめに花がらを切り取ると、次々と開花して長期間花を楽しむことができます。

日当たり・置き場所
やや日陰でも育ちますが、日当たりのよい場所の方が樹形も整い花付きもよいです。じめじめした多湿土壌では育ちにくく、暑い時期の湿気にやや弱い性質があります。地植えにするなら、日当たりと水はけ、風通しのよい場所が最適です。寒さには強く北海道以外では露地植えが可能です。鉢植えの場合もよく日に当てて育てますが、落葉期は特に置き場所を選びません。

水やり・肥料
庭植えの場合、植え付け直後と特に乾燥するとき以外は水を与える必要ありません。鉢植えの場合は土の表面が白っぽく乾いたらたっぷりと水を与えましょう。冬の落葉期は乾燥気味に、土の表面が乾いて数日経過してから水を与えるようにします。

肥料は地植えの場合、1月~2月に堆肥や牛糞を施します。特にやせ地でない限り、毎年肥料を与えなくてもよく花を咲かせます。施肥は3年に1回程度で充分です。枝をばっさりと刈り込む予定のある場合、その前年に肥料を施しておくと刈り込み後の枝の伸びが揃います。

用土
水はけが良く、腐葉土などの腐植質に富んだ土が適しています。それ以外特に土質は選びません。鉢植えの場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を利用します。

植え替え・植え付け
植え付けは基本的に落葉している休眠期、芽の動いていない時期に行います。11月~12月、2月~4月が植え付けの適期ですが、土地や気候によっては春早くに芽が動き出すこともあるので3月上旬くらいには植え付けを済ませた方がよいです。地植えにする際は水はけをよくするために少し山高に土を盛って植え付け、直後はたっぷりと水を与え土を落ち着かせます。

鉢植えの場合、鉢に根がまわってきたら植え替えます。植え替えの適期は植え付けと同様です。

ふやし方
さし木でふやすことができます。適期は2月頃、昨年伸びた枝の先端を10cmほどの長さに切って赤玉土にさします。7月頃にその年伸びた新しい枝の先端を使ってのさし木も可能です。さし木に使う枝は太くてしっかりしたものを選びましょう。根が充分に育つと根元から勢いのある枝を出すようになります。苗のうちは樹形を整えるよりもしっかりと根を張らすことに重点を置きましょう。

かかりやすい病害虫
春~秋にかけてアブラムシが発生します。新芽の先がおかしな形になっていたり(葉が不整な形になっていたり)、木にアリがたくさんたかっている場合などはアブラムシがいる可能性が高いので、よく観察して見つけ次第早めにに薬剤を散布して駆除します。

まとめ 
形を整える場合、2~3年に1回刈り込む
アブラムシに注意
日当たりのよい場所を好む

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