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ドウダンツツジの育て方

ドウダンツツジツツジ科 学名:Enkianthus perulatus 用途 鉢植え 庭木 生け垣
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよいほう)

西日本の一部を自生地とする落葉性の低木です。春に新しい芽が吹く頃に花を咲かせます。花姿は白いつぼ型で枝から垂れ下がるようにたくさんつきます。秋の紅葉は非常に美しく、季節ごとに楽しめる樹木です。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
  バー バー             バー バー バー
剪定
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肥料
バー     バー バー     バー      

季節・日常の手入れ ポイント
剪定(花を楽しみたい場合)
剪定の位置剪定の適期は花後すぐです。夏には翌春開花する花芽が作られるので、それ以降に枝を切ることは花芽ごと切り落とすことになり、翌年の花は少なくなります。適期であれば大きく刈りこんでも翌年の開花に影響は少ないです。

剪定は特に必須ではなく、樹形を気にしなければ放任でも比較的花付きのよい樹木です。自然に近い樹形を楽しみたい場合は、間延びした枝や枯れ枝、重なり合った枝など余計な枝を付け根から間引く程度の剪定にとどめます。枝の間引きは枝分かれしている付け根で行います。中途半端に残すと不自然な見た目になります。

剪定(樹形重視)
仕立て方生け垣や植え込みなど、樹形を重視する場合は特に時期を気にせず剪定を行えます。一年の流れとして、花後に全体を整える刈り込みを行い、その後は間延びした枝が出てくれば切り詰めて樹形をキープします。全体の樹形が乱れるようなら、落葉後にも刈りこみます。丈を抑えたい場合は幹を短く切り詰めます。幹を切ると最初は少し不格好になりますが、枝をよく出して数年で樹形は回復します。

剪定(サラサドウダン・シロドウダンの場合)
サラサドウダンやシロドウダンは刈り込みには適さず、自然樹形で育てるのが一般的です。花後に余計な枝を枝の付け根から切り落とす程度にとどめます。

日当たり・置き場所
日陰だと枝が密生せずに粗くなり、秋の紅葉時期も葉は美しく色づきません。日当たりの良い場所から半日陰の場所で育てるようにします。夏の高温時の直射日光や西日にはできれば当たらない場所のほうがよいでしょう。冬期は落葉し、耐寒性もあるので特に防寒を行う必要はありません

水やり・肥料
初夏から夏の花芽が作られるころに水切れさせてしまうと、翌年の花つきが極端に悪くなることがあります。基本の水やりは「土の表面が乾いたらたっぷり」ですが、地植えで夏に乾きすぎる場合は、株元にワラや腐葉土を厚めに敷いて乾燥を防ぐようにしましょう。鉢植えは半日陰の場所に移動させます。

肥料はチッソ分が多いと葉ばかり茂りすぎるので、その点を気をつけて油かすと骨粉を4:6くらいに混ぜたもの株元に施します。時期は2月と9月の年2回です。9月に与える肥料は少なめにします。目安として2月の与える肥料が1としたら9月に与える肥料はその半分の量です。

用土
保湿性のある有機質に富んだ土が適します。植え付ける場所にはあらかじめ腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきましょう。鉢植えにする場合は赤玉土(小粒)もしくは鹿沼土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。

植え替え・植え付け
鉢植えにした場合は鉢の中が根でいっぱいになって鉢の底から出てくるようなら一回り大きな鉢に植え替えましょう。

植えつけは落葉期に行いますが、できれば厳寒期は避けます。細かい根が広く張るので植え穴は大きめにして堆肥や腐葉土を混ぜ込んで深植えにならないよう地際の部分が少々高い位置に来るように山高に植え付けます。

ふやし方
さし木でふやすことができます。挿し木の適期は新しい枝が十分に充実した6月頃が適期です。今年伸びた新しい枝を付け根からハサミを使わず手でもぎます。下の方の葉を取り除いて、鹿沼土を入れた鉢に挿し、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾かさないように管理します。だいたい2ヶ月くらいで根が生えてきますので翌年の春に植え付けるまでそのままの状態で育てます。さし木

かかりやすい病害虫
害虫:カイガラムシ ハダニ アブラムシ

カイガラムシは枝葉につきます。薬剤が効きにくいので被害が小さい場合はこすり落として駆除します。ハダニは葉裏に付いて吸汁します。生育を阻害する上に被害が進むと葉の色がかすり状に抜けたようになり、そうなってしまうと葉がきれいに紅葉しません。乾燥と高温の環境で発生しやすい害虫です。アブラムシは春に項、暖かくなると発生し、茎葉について吸汁します。

いずれも定期的に薬剤を散布して予防しましょう。

まとめ 
剪定の適期は花後すぐ
肥料はチッソ分を控えます
花芽が作られる頃は特に乾燥に気をつける

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