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トラフアナナス>>トラフアナナスの育て方
■トラフアナナス  パイナップル科 観葉植物 原産 ギアナ
トラフアナナス
幅広い葉に虎縞のようにはいる斑が印象的で、株の中心からでる真っ赤な花穂も非常に目立ちます。花をきれいに咲かすには少しコツが入ります

栽培データ一覧
栽培難易度
普通
特長
 直射日光を嫌う
耐暑性
普通
耐寒性
8℃
生育適温
20〜30℃
使用用途
○鉢植え
栽培カレンダー
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
花の咲く時期
定期
 
植え替え
肥料の時期


病気 なし 害虫 カイガラムシ ハダニ
 風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。植物の養分を吸うだけでなく排泄物によってすす病が発生する可能性もありますので、見つけ薬剤を散布し次第駆除します。発生がさほど多くなければ、、葉を傷つけないように歯ブラシなどでこすり落としてもよいでしょう。
 適した環境(多湿な環境)で育てていると発生は少ないですが、高温期に乾燥するとハダニが発生します。葉に霧吹きなどで水をかけて空中の湿度を高く保つようにするとある程度発生を予防できます。

●葉の筒状になった部分に水を溜める
●強い日差しを嫌います
●冬越しは8℃以上

 南アメリカ・ギアナ原産の植物で、幅のある細長い葉に虎縞のような斑が入るところからこの名前があります。葉は放射状に付き、弓状に反り返るような感じで伸びていきます。株の中心から花茎が長く伸び、その先に槍のような形をした細長い真っ赤な花穂を付けます。この花穂は3ヶ月ほど色あせずに楽しむことができます。この色づいて花穂に見える部分は萼(がく)が変化した苞(ほう)と呼ばれるもので、花の本体はその間から小さく顔をのぞかせます。ちなみに花の本体の色は黄色です。
 虎斑のはいる葉と真っ赤な花穂が非常に印象的で熱帯っぽい雰囲気のある植物です。
 トラフアナナスはパイナップル科フリーセア属の1品種で、本種以外にもフリーセア属には約250種類の品種が中南米に分布し、どれも個性的な草姿をしています。日本でもインコアナナスなどの品種が幅広く出回っています。

 きれいな花を見るためには、適した管理をする以外にひと工夫が必要です。
まず、透明ビニール袋に株を鉢ごとすっぽりと入れます。そして熟したりんごを1コ用意してそれも袋の中に入れて袋の口を閉じ、密封します。そして、空気を入れ換えるために1日1回、袋を開けて、また密封します。この作業を1週間繰り返して、その後袋から出して通常の管理に戻します。りんごから発生するエチレンによって開花が促進されて、およそ3ヶ月で開花します。作業の適期は9〜5月でこの作業をいつ行うかである程度開花する時期を調整することができます。
 ただ、まだ充分大きくなっていない子株はこの作業を行っても花は咲きません。また一度花を付けた株は二度と花が付かない性質なので、この作業は意味がありません。

 強い光を嫌う植物で、長時間日光にさらされると葉が焼けて枯れてしまいます。一年を通して直射日光は避け、半日陰や明るい室内で育てましょう。春〜秋の生長期は室内でも栽培できますが、屋外やベランダの明るい日陰に置いてあげたほうがよく成長します。耐寒温度は8℃以上ですので、屋外で育てているものも冬は室内に取り込んで育てます。葉や株を美しい状態にキープしたいのなら12℃前後、冬でも成長させたいのであれば15℃程度の気温が必要です。

 もともと地面ではなく、木の上などに根をくっつけて生育する着生植物なので、通気性のよい環境を好み過湿を嫌います。5〜9月の生育期は用土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。また、葉からも水や養分を吸収しますので、葉の付け根・中央部の筒状になった部分にも水を入れます。溜めた水は夏場に傷みやすいので、ときどき入れ替えてあげたほうがよいです。水やりの際、じょうろなどで株の上からざーっと水をかけてあげると、溜まった水も毎回入れ替えられるのでお手軽です。
 冬は生育もおとろえて根もあまり水を吸いません。水をやりすぎると根腐れを起こすことがあるので注意しましょう。乾燥には強い方なので用土は乾燥気味に管理した方が無難です。そのかわり、週に1〜2回霧吹きで葉に水をかけてあげましょう(葉水といいます)。用土は乾かし気味にして、ときどき葉水をあげるのが冬を上手に越すコツです。葉の筒状部に溜めた水は冷え込むようでしたら抜きます。気温が15℃以上保てる場合は生育期と同じように水やりを行います。ちなみに冬に葉が枯れしてしまう原因の多くは空気の乾燥か寒さです。
 肥料は生育期の5〜9月、薄めの液体肥料を与えます。葉の筒状の部分にも水やり同様に肥料を与えます。肥料が濃いと株や根が傷むので気を付けます。通常の草花に与える倍の薄さのものくらいが適当でしょう。

 水はけなどを考えて軽石や砂利を使うこともありますが水ごけで植えるのが一般的です。

 水ごけは時間の経過とともに傷んで腐ってきますので、1〜2年に1回植え替えましょう。鉢から抜いた株は根を傷めないよう丁寧に水ごけを取り除きます。特に茶色や黒っぽく変色しているものは必ず取り除きましょう。根の間などに挟まって取りにくい水ごけはピンセットなどを使います。その後、新しい水ごけで根を包んで鉢に植えます。鉢底には中〜大粒の軽石を多めに敷いて、通気性をよくしておきましょう。植え替えの適期は5〜7月です。

 株分けでふやします。子株ができるので、それを親株から切り離して育てます。
 子株の葉が10枚程になったら、付け根の固い部分ところを付けて切り離します。手でしっかりと触って子株の基部のかたい部分を確認しましょう。間違って浅い部分(やわらかい部分)で切ってしまうと葉が全部ばらけて落ちてしまい、元も子もありません。
 切り口を湿らせた水ごけでくるみ、鶏の卵くらいの大きさにしてばらけないように輪ゴムで水ごけをまとめます。小さめの鉢を用意し、底に軽石を敷き水ごけでくるんだ子株を置き、鉢と株の隙間に水ごけを詰めて完成です。乾かさないようにときどき水を与えて管理します。


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