育て方はこのページの下
- 科名
- ツツジ科
- 学名
- Rhododendron
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 3月~6月
- 大きさ
- 高さ20cm~30cm
- 耐寒性
- ややよわい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・剪定の適期は花後すぐ
- ・花後から肥料を充分与える
- ・酸性の用土でよく育つ
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 5月~6月 |
---|---|
さし木 | 5月~6月 |
肥料 | 3月 / 7月~9月 |
日常の手入れ
花がら摘み
しおれた花は花茎の部分で摘み取ります。これは、タネを作るのに余分な体力を使わせないためにです。
剪定
剪定の適期期は花後すぐです。アザレアは翌春咲く花芽を夏の間に作ります。作業が秋にずれ込むと、花芽のできた枝を切り落とすことになり、翌年の花数が減る恐れがあります。
長く伸びた枝を1/3くらいに切り詰めていき、ドーム(半球)状の樹形になるように全体を揃えます。弱々しい枝や余分な枝は付け根から切り落とします。多少短めに切り詰めても大丈夫ですが、必ず葉は残すようにし、丸坊主にしないように気をつけましょう。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所で育てます。真夏は直射日光を避けた明るい日陰が無難です。
寒さに弱く、寒風や霜に当たると花芽が枯れます。冬は室内の日の当たる場所や、風の当たらないベランダで育てます。
水やりと肥料
水やりは基本的に土の表面が乾いたらたっぷり与えます。ただし、開花中は非常に良く水を吸い、土が乾きやすいので、乾きかけたらすぐ与えた方が良いでしょう。開花中に水切れさせて花をしおれさせてしまうと、花の寿命も短くなります。
開花後にぐんぐん生長して夏に花芽を作ります。花後から夏の間は月1回、油かすと骨粉を混ぜた固形肥料などを与えます。この時期の肥料が翌年の花つきに影響します。同じものを春の開花前にもう一度与えます。
適した土
水はけのよい用土が適しています。多湿の環境ではよく育ちません。鹿沼土7:腐葉土3の割合で混ぜた土などがを使います。ツツジ類なので、酸性の用土でよく育ちます。
植え替え・植え付け
植え替えの適期は花後すぐで、剪定も併せて行います。
鉢から抜いた株は一回り小さくなるように土を崩し、伸びすぎた根を少し切り詰めて、新しい用土で植え替えます。
ふやし方
さし木で増やします。春~秋の気温が十分確保できる時期ならいつでも可能ですが、新芽が伸び揃った夏くらいが適しています。
本年伸びた若い枝の先端を5cm~6cmに切り取り、鹿沼土やバーミキュライトを入れた鉢に挿します。日陰で乾かさないように管理すると、1ヶ月くらいで根が出てくるので、小さな鉢に1本ずつ植え付けます。その後、枝の先端を切り落としてわき芽を出させ、樹形を作っていきます。
かかりやすい病害虫
初夏から秋にかけて、ツツジグンバイムシやハダニが付きます。見つけ次第早めに薬剤散布で駆除します。
関連する植物
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セイヨウシャクナゲ
ツツジ科 難易度★★★☆☆
花期は4~6月くらいの常緑の低木です。欧米で育成された園芸種などを総称して「セイヨウ(西洋)シャクナゲ」と呼びます。