ハナキリン

トウダイグサ科 「は」からはじまる植物

ハナキリン
この植物の育て方
科名
トウダイグサ科
学名
Euphorbia milii
別名
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原産地
マダガスカル
大きさ
20cm~2m
開花期
気温があれば周年
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

茎にとげとげがある多肉植物でマダガスカルに分布します。茎は太くて乾燥に強く、花も葉っぱも主に茎の先端につきます。花は実を言うと「苞(ほう)」と呼ばれる葉っぱが色づいたものなのですが、わかりにくいのでここでは花と呼ばせてもらいます。花色は赤をはじめ、オレンジ、ピンクなどがあります。荒々しい草姿の割には鮮やかでかわいらしい花です。形はヘラ状や円形で種によって大きさはまちまちです。茎は上の方も下の方も太さはあまり変わらず、短いときは直立しますが、長くなると這うように伸びます。

寒さには弱い性質があり、冬はできれば10℃以上の気温があればよいが、水を切って強制的に休眠させると5℃くらいまでは耐えます。気温が保てれば季節を問わずに開花します。

ハナキリンを含むユーフォルビア属は2000を超す種があり、見た目や生態はまちまちで、サボテンのように見える茎が極端に肥大したものもあります。よく知られているものにクリスマス時期に鉢花で出回るポインセチアがあります。

種類

〔〕内は学名、E.はEuphorbiaの略

スプレンデンス〔E. milii var. splendens〕

広く栽培されている代表的な変種です。本来「ハナキリン」の名前は本種を指す園芸名ですが、今はそれ以外の変種もひっくるめての総称のようになっています。草丈は2m程に生長します。花は1cm前後で鮮やかな赤です。1カ所に付く花の数は1、2、4と倍増していき、多いものでは32輪つきます。茎の太さは1cm~1.5cmほどです。

ミリー〔E. milii var. milii〕

和名:ホソハナキリン 園芸名:小型ハナキリン

他の変種との違いを判断する物差しとなる「基準変種」です。花は濃い赤色で7mm前後、園芸的には栽培されていません。

ブレオニー〔E. milii var. breonii〕

和名:ブレオフトハナキリン 園芸名:リュウケツキ(竜血鬼)

花は赤色で、葉っぱは茎の頂点近くで放射状につきます。

ヒスロピー〔E. milii var. hislopii〕

和名:フトハナキリン 園芸名:センリコウ(千里紅)

ハナキリンの中では最も大型で、茎の太さは4cmほどになります。花色は赤やピンクがあります。

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