パキポディウム
- 科名
- キョウチクトウ科
- 学名
- Pachypodium
- 別名
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- 原産地
- アフリカ マダガスカル
- 大きさ
- 1m~8m
- 開花期
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- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
南アフリカやナミビア、アンゴラ、マダガスカルなどに分布する多肉植物です。ずんぐり肥った幹を見ると木のように見えますが、内部はスポンジ状になっており、年輪はできません。また、表面にとげとげがありますが、サボテンの仲間でもありません。
茎が肥大するのは内部に水分を貯蔵するためで、いわば貯水タンクの役割を果たします。地上部の茎がこん棒のように肥大する種もあれば、肥大した茎が地中に埋まってしまっている種もあります。他の草花には見られない、異様な姿がこの植物の魅力です。葉っぱの形は細長いものやタマゴ型など様々ですが、短命で早く落葉するものも多いです。ユニークな草姿とはまた違った、きれいな花を咲かせます。花色は、白やピンク、黄色などです。
名前はギリシア語のパキス(pachys:太い)とポドス(podos:足)が語源で、肥大する茎の姿に由来します。
種類
〔〕内は学名、P.はPachypodiumの略
比較的よく知られている種に以下のようなものがあります。
ラメリー〔P.lamerei〕
マダガスカル原産の種で白い花を付けますが、大きくならないと咲かない。自生地では高さ数mにもなります。
ジェエイ〔P.geayi〕
「亜阿相界(ああそうかい)」の園芸名で一部に有名な種です。マダガスカル原産の種で大きさは8mにもなる。アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の植生相の境界という意味。別にふざけて付けられた名前ではない、と思います。
ホロンベンセ〔P.horombense〕
茎全体が銀白色で年月を経るとよく枝分かれします。
ブレウィカウレ〔P. brevicaule〕
肥大した茎の姿は、地面から掘りあげられたショウガの根茎のような形です。比較的よく栽培されており、「恵比寿笑い」の園芸名で知られています。
他の画像
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