パキポディウムの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- キョウチクトウ科
- 学名
- Pachypodium
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- ------
- 大きさ
- 高さ1m~8m
- 耐寒性
- よわい(5℃~10℃)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・乾燥に強い、水やりはひかえめに
- ・肥料もひかえめに
- ・鉢とのバランスが悪くなったら植え替える
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植えかえ | 5月~6月 / 9月 |
---|---|
肥料 | 5月~9月 |
日常の手入れ
水のやり過ぎなどで株元が腐ってしまった場合、腐った部分より上で茎(幹)をばっさりと切り落として、切り口をよく乾かしてから土に挿します。根が出てくるまで水は与えません。株の上の方が腐ってしまった場合は腐った部分より下からばっさりと切り落とします。やや乾かし気味に管理するとワキ芽が出てきます。
日当たり・置き場所
一年を通して日当たりのよい場所で育てます。日陰にもよく耐えて育ちますが一年中日当たりのよくない室内で育てていると茎がひょろひょろになります。日陰で育てていた場合はいきなり直射日光に当てずに徐々に明るい場所に慣らしていきます。
寒さには弱いので、冬は室内に取り込んだ方がよいでしょう。馴れれば5℃くらいまで耐えますが、冬越し温度は10℃を目安にした方が安心です。 寒さに当てると葉が全部落ちます。
水やりと肥料
多肉質で茎の中に水分を貯えられるので乾燥には非常に強い。土が乾いてから水を与えます。特に冬は過湿にすると腐りやすいので、乾かし気味に管理しましょう。冬は月に1~2回程度の水やりで充分です。落葉して休眠に入った株は断水し、一切水は与えません。
肥料は生育期に液体肥料を月に1回ほど与えます。 それ以上は必要ないです。
乾燥に強く手間がかからないからと行って、水やり、肥料を極端に怠るとずんぐりとした茎の途中が細くなりくびれてしまうことがあります。それによっていきなり枯れることはありませんが、見栄えは悪くなります。
適した土
水はけの良い土が適しています。川砂6:腐葉土4の割合で混ぜた土などが適しています。
植え替え・植え付け
2~3年育てていると茎が長く伸びて鉢とのバランスも悪くなり、倒れやすくなります。また、鉢が小さいと根づまりしやすいので、2年に1回くらいは一回り大きな鉢に植え替えましょう。トゲのある品種は手をケガしないように革手袋などをした方が安全です。
ふやし方
タネでふやすことができるのですが、一般では入手が難しいと思います。茎を途中でばっさり切って土にさすと根がでてきますが、本体の方も上を切られてワキから葉っぱが出てきても見栄えがいまいちになるので余りよいやり方ではありません。
かかりやすい病害虫
カイガラムシが発生することがあります。茎から養分を吸い取って枯らしてしまいますので見つけ次第植物を傷つけないように歯ブラシなどでこすり落とすか、薬剤を散布します。薬は成虫のカイガラムシには効きにくい(体を覆うロウのような殻が薬剤をガードする)ので、早期発見が大切です。
関連する植物
-
アデニウム
自生環境と花の美しさから、砂漠のバラとも呼ばれる。