背の高くなるバーベナ
バーベナ・ボナリエンシス
科名:クマツヅラ科学名:Verbena bonariensis別名:サンジャクバーベナ ヤナギハナガサ原産地:中・南アメリカ草丈:70cm-1.8m主な開花期:6月-9月難易度 そだてやすい 耐寒性 つよい 耐暑性 つよい |
バーベナ・ボナリエンシスとは
〔〕内は学名。V.はVerbenaの略
中・南アメリカ原産の、毎年花を咲かせる多年草です。バーベナの仲間※1は茎がほふくするものが多いですが、ボナリエンシスは直立し、草丈が高くなるのが特長です。園芸では宿根バーベナの一種として扱われています。※2
耐寒性があり、性質も強健なので庭植えにすることが多いです。サンジャクバーベナ(3尺=およそ90cm)とも呼ばれますが、1.8mくらいになることもあります。茎の断面は四角形で細いですが丈夫で支柱無しで自立します。葉は細長く、縁はギザギザになります。
主な開花期は初夏~秋です。濃~淡青紫色の小さな花が、径3~4cmのボール状にまとまってつきます。茎の先端が3又に分かれ、その先端に花を咲かせる姿が特徴的です。茎の下部に行くほど、花茎は長くなります。
ボナリエンシスは「ブエノスアイレス産の」という意味です。見た目が近い仲間にバーベナ・リギダ〔V. rigida〕があります。こちらは草丈は30cm~40cmで、ボナリエンシスと比べると丈は低めです。庭植えの他、鉢植えにも利用されます。
注釈
※1 バーベナ全般に関してはこちらのページを→『バーベナとは』
※2 大きく分けて一年草タイプ(花後枯れる)と宿根タイプ(越冬して毎年咲く)に分けられます
育て方
栽培カレンダー
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
植え付け |
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所であれば、ほおっておいてもよく育ちます。暑さ、寒さにも強いです。
水やり・肥料
水は乾いたらたっぷり与えます。
肥料は特に与えなくてもよく育ちます。もし鉢植えにするなら、春と秋に少量の化成肥料をまいておけば良いでしょう。
用土
水はけのよい用土なら特に質を選ばずによく育ちます。
植え付け
適期は真夏と真冬以外です。
ふやし方
こぼれダネで親株のまわりに勝手に生えて来るので、ある程度大きくなった苗を移し替えてもよいでしょう。タネを採取して保存する場合、春にまきます。
手入れ
花の咲き終わったあとは茎を軽く切り戻します。
楽しみ方
高さを活かし花壇の後方に植えることで、全体に立体感が出ます。野趣を楽しむ自然風の庭などに似合います。同じ仲間のリギダは草丈が低く横に茂るので、植える場所に応じて両者を使い分けても面白いでしょう。
ポイント
・日当たりの良い場所が適しています
・肥料は特に要りません
・花後は茎を軽く切り戻します
仲間
バーベナ・リギダ |