ペルネッティア(真珠の木)の育て方
ツツジ科 学名:Gautheria mucronata(=Pernettya mucronata) 用途 鉢植え 露地植え メインとなる太い幹はもたず、地際から小枝をたくさん出して茂ります。5月-6月に壺形の白い花を下向きに咲かせます。その花姿は同じツツジ科のブルーベリーやイチゴノキ、ドウダンツツジなどに似ています。径1cm前後の果実を作ります。 |
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開花期 |
果実熟期 |
植え替え |
肥料 |
季節・日常の手入れ
株が小さい内に芽の先端を摘むと小枝が横に張ってバランスよく茂ります。この作業をしないと上にばかり伸びてバランスが悪くなります。適期は3月頃です。後は放任でもある程度姿がまとまります。花も可愛らしいですが、実の鑑賞がメインです。確実に結実させたいなら人工授粉をします。
日当たり・置き場所 ポイント
暑さをやや嫌がり平地や暖地での地植えは不向きです。鉢植えでの栽培が適します。日当たりを好むので一年を通してよく日に当てて育てますが、夏だけは直射日光を避けた風通しの良い明るい日陰に置きます。
寒さには割と強いですが乾いた空気が苦手なので、冬は冷たい風の当たらない場所に置きます。
夏は涼しく冬は湿潤で温暖、が理想的な環境です。
水やり・肥料 ポイント
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬も極端に乾燥させないように気をつけます。
肥料はあまり要りませんが、鉢植えの場合は少量施した方が育ちがよいので、春~秋に少量ずつ何回かに分けて与えます。真夏は暑さで生育が鈍るので肥料はいったんストップします。「過ぎたるは及ばざる」で、やり過ぎて失敗しないよう気をつけましょう。地植えの場合は肥料を与えなくてもよく育ちます。
用土
水はけのよい酸性土壌を好み、鹿沼土などが適しています。
植え替え・植え付け
植え付け、植え替えの適期は3月です。
ふやし方
さし木、タネまきでふやすことができます。
さし木は6月頃が適期で、枝を5cmほどの長さに切り土に挿します。
タネまきは3月頃に果実の中からタネを採りだして、ピートモスなど細かい用土にまいて発芽まで乾かさないように管理します。
古株は地中から吸枝(きゅうし)をだすので、それを切り離して株分けもできます。ただし、吸枝からちゃんと根が出ているかを確認してから行います。
かかりやすい病害虫
特に見られません。
まとめ
夏は涼しく、冬は湿潤に
肥料はやり過ぎない
水はけのよい酸性土壌を好む
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