ヤサシイエンゲイ

南国の雰囲気と花色、代表的な熱帯花木

ブーゲンビレア

ブーゲンビレア
科名:オシロイバナ科
学名:Bougainvillea
別名:イカダカズラ
原産地:南米
つる長:~10m
主な開花期:気温があえばほぼ周年
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

 

ブーゲンビレアとは

温室ではほぼ周年開花する
温室ではほぼ周年開花する
花の構造
花の構造

南アメリカに14種が分布するつる性の樹木です。春~夏の鉢花として親しまれています。暖地では露地植えにして庭木のように扱うこともあります。枝を長く伸ばし、よじ登っていく種もあります。

一定の気温があれば開花するので、植物園の温室などでは一年を通して花を見ることができます。新しく伸ばした枝の葉腋(葉と茎の接点)から花茎を伸ばしていくつかに枝分かれして、その先端に花を付けます。花は一輪ずつ付いているように見えますが、実は3輪が集まって、それが1つの花のように見えます。

美しい色で花びらのように見えるのは苞と呼ばれる葉の一部です。花の本体は先端が開いた筒状の部分です。本来の花びらは持たず筒状部も正確に言うと萼になります。様々な園芸品種が出回っており、苞の色は赤、紫、白、オレンジ、ピンク、すみれ色などがあり、苞が重なった八重咲き種もあります。属名はフランスの探検家ブーゲンビルの名前にちなみます。

種類

〔〕内は学名、B.はBougainvilleaの略

主に栽培されているのは以下の3種の園芸品種や変種です。

グラブラ〔B. glabra〕
ブラジル原産で茎に太いトゲを持つ。葉の表面に光沢があり、テリハイカダカズラの和名がある。苞の色は赤や紫色。園芸品種のサンデリアナ〔’Sanderiana’〕は苞の色がすみれ色、最も普及している品種のひとつ。葉に黄色や乳白色の模様が入るヴァリエガタ〔’Variegata’〕は斑入りブーゲンビレアとも呼ばれます。

スペクタビリス〔B. spectabilis〕 
ブラジル原産、先端の曲がったトゲを持つ。 姿形はグラブラに似る。数種の園芸品種がいられる。

バッティアナ〔B. × buttiana〕 
グラブラとペルビアナ〔B. peruviana〕の雑種で非常に多くの園芸品種が知られています。苞 が大きくて美しく、鉢花に向く。

八重咲き
八重咲き
白花
白花
ヴァリエガタ
ヴァリエガタ

 


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