フラグミペディウムの育て方
ラン科 学名:Phragmipedium 用途 鉢植え メキシコ~ペルー・ブラジルにかけておよそ15種類が分布する常緑性のランです。岩肌や樹木などに張り付かせて着生するほか、地面に根を下ろして地生するものもあります。 |
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開花期 |
種によって異なる |
植え替え |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
花茎が伸びてきたら支柱を立てて倒れるのを防ぎます。この植物は軟腐病、褐班病、斑点病などの菌に関係する病気にかかりやすく、軟腐病などは一度かかつてしまうと株元から腐り落ちて復活できなくなってしまいます。殺菌剤などを定期的に散布して予防しましょう。
日当たり・置き場所
春から秋は戸外の雨の当たらない場所が適しています。雨の当たらない場所を選ぶので、葉の付け根に水が溜まって乾かないままになると、病気で株が傷む恐れがあるからです。強い日射しは苦手なので、春と秋は50%、夏は70%程度の遮光を行います。もともと標高1000mを越す高地に自生するものが多くて、夏の暑さは苦手です。できるだけ風通しのよい涼しい場所に置きましょう。
越冬温度は10℃以上、13℃あれば理想的です。冬は室内の日当たりの良い場所に置きます。
水やり・肥料
川の近くによく自生し、湿り気のある環境を好みます。水ゴケ植えの場合は表面が乾いてきたら水を与えます。砂礫質の土を用いる場合は、受け皿を敷いてそこに水をためて乾かさないように管理します(腰水と言います)。腰水で育てる場合、夏は水が傷みやすいのでこまめにできれば毎日、入れ替えるようにします。腰水は温度の上昇を防ぐ効果もあります。水好きと言っても、停滞したよどんだ水は嫌がるので、その点をよく考えましょう。
肥料は春から秋にかけて、月2回の間隔で薄めの液体肥料を与えます。ただし、真夏は暑さで弱るので、肥料は一端ストップし、秋に再開します。
用土
素焼き鉢を用いる場合は底に多めに軽石を敷いて水ゴケでを用い、プラスチック鉢の場合は日向土の小粒など砂礫質の用土を使います。湿り気を保ちつつ、通気性をよくすることが大切です。
植え替え・植え付け
植え替えの適期は5月頃です。
ふやし方
株分けでふやすことができます。
かかりやすい病害虫
腐敗性の病気にかかることがあります。
まとめ
湿り気のある環境を好む、乾燥に注意
越冬温度は10℃、できれば13℃
夏は風通しを良くして、でできるだけ涼しく
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