フリージアの育て方
アヤメ科 学名:Freesia 用途 鉢植え 露地植え 秋に球根を植えると春に開花する球根植物です。やや丸みのある可愛らしくてよい香りのする花を咲かせます。鉢や庭植え、切り花などで楽しみます。花色はカラフルでよい香りがします。 |
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開花期 |
球根植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
花がら摘み
見た目をキレイに保つことと株の消耗を抑えるために、しおれた花は順次摘み取っていき、最終的には花茎を切り落とします。葉っぱは花後も生長のために大事な部分なので切ってはいけません。
支柱立て
花茎が長く伸びて株元がぐらつく場合は、前もって支柱を立てます。花茎がぐらつくとその重みで球根が割れてしまうことがあります。
球根の掘りあげ
6月頃に葉っぱが黄色くなってしおれてきたら球根を掘りあげます。掘りあげた球根は葉っぱの部分を縛って陰干しして周りの土をよく落とします。下の方にくっついてるしぼんだ球根(前年植えた球根)と葉っぱを取り除いて、ネットなど通気性のよい袋に入れて雨の当たらない冷暗所で秋まで保管します。
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所が適しています。耐寒性は弱めで寒風や霜に当たると葉っぱが葉っぱが真っ黒に傷んでしまうので、冬はベランダなど屋根のある場所に置いた方がよいでしょう。霜の心配のない地域は露地で冬越しできます。
水やり・肥料
芽が出てくるまでは、土が乾きはじめたらたっぷりと与えます。地上部では変化がなくても、土中では根がしっかりと張っているからです。葉が伸びてきたらやや控えめにします。あまり水をやりすぎると葉が伸びすぎて倒れやすくなるからです。肥料は植え付ける土に化成肥料を混ぜ込み、花が咲くまで液体肥料を与えます。
用土
水はけと水保ちのよい土が適しています。赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合で混ぜた土など。
植え替え・植え付け
球根の植え付け適期は秋ですが、秋もやや遅めに植えるのが上手に育てるコツです。9月頃に植えると冬までに葉が大きく伸びて寒さの被害を受けやすくなります。10月下旬から11月頃に植えると、あまり葉が伸びずに寒さの被害も受けにくくなります。植え付けが遅いと冬の間はあまり生長しませんが、暖かくなると一気に葉を伸ばして花を付けるので心配ありません。もともと暖かい地域の植物なので、冬にあまり生長しないのは当然です。
5号鉢に7~8球、65cmプランターなら15~20球が植え付けの目安です。植え付ける深さは球根の頭が隠れる程度にします。葉が10cm程に伸びてきたら株元がぐらつかないように1cm程度の厚みで土を足します。
地植えの場合は鉢のように底がなく十分深さもあるので、やや深めに球根を植えます。目安としては深さ3cmくらいが適当です。
ふやし方
親球の周りに小さな子球が付くので、これを手で1つずつ外して植え付けます。早いものでは翌々年に花を咲かせます。
かかりやすい病害虫
モザイク病 アブラムシ
モザイク病はウイルスに起因する病気で葉が変形したり、斑点ができたりしてまともに育たなくなります。他の株に移るのでかわいそうですがその株は処分します。
春先からアブラムシがつきます。早めに薬剤を散布して駆除しましょう。
まとめ
球根の植え付けは秋の遅めに行います
葉っぱが伸びてきたら増し土をする
霜や寒風を避ける
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