独特の存在感を伴う花
フリチラリア
インペリアリス |
科名:ユリ科学名:Fritillaria原産地:北半球の温帯草丈:20cm~1m主な開花期:6月-10月栽培難易度:
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フリチラリアとは
クロユリなど数種が分布しています。秋植え春咲き球根として扱い、秋に球根が出回ります。秋~冬に芽を出して生長し春に花を咲かせ、夏前に地上部が枯れて球根の状態で夏を越します。 花色は白、紫、オレンジ、黄、白、緑など種によって様々です。草丈は小型種で20cm、大型種では1mを超します。球根の大きさは種により異なり、大球種と小球種があります。
フリチラリアは北半球の温帯におよそ100種が分布する球根植物で、日本にもフリチラリアはラテン語で「サイコロ箱」とか「チェス盤」と言う意味で、ある種の花の形や模様に由来するとされています。
仲間・種類とは
原産地域別に大きく東アジア、西アジア、ヨーロッパの3地域に分けることができます。〔〕内は学名F.はFritillariaの略
■東アジア原産
クロユリ〔F.camtschatcensis〕
カムチャッカ、アラスカ、東シベリア、日本の北海道や本州の高山に分布します。花色は暗い紫色、主な開花期は初夏。本州型と北海道型があり、花色や草丈、性質が若干異なります。
バイモ〔F. verticillata ver. thunbergii〕
中国原産で、日本には江戸時代に渡来。漢字で書くと「貝母」、アミガサユリとも呼ばれる。花は淡い緑色で球根は薬に用いられる。主な開花期は春。
■西アジア原産フリチラリア・インペリアリス〔F.imperialis〕
イラン、トルコ、ヒマラヤなどに分布する大型種で開花時の姿は非常に立派なフリチラリアの王様です。花色はオレンジもしくは黄色です。園芸品種の’ルテア’がよく出回っています。開花期は春。
フリチラリア・ペルシカ〔F.persica〕
イラン原産、草丈は1mを超す大型種。赤褐色の花を穂状に咲かせます。
■ヨーロッパ原産フリチラリア・メレアグリス〔F.meleagris〕
ヨーロッパに広く分布。草丈は40cm前後で茎の先端に1-2輪の花を下向きに咲かせます。モダンで可愛らしく、フリチラリアの女王様です。多くの園芸品種があり、花色は紫紅色や赤紫色、白などがあります。花びらがモザイク模様になるのが印象的です。
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球根植物
ユリ科