- 科名
- ユリ(ヒガンバナ)科
- 学名
- Ipheion uniflorum
- 別名
- イエイオン アイフェイオン
- 原産地
- 中央~南アメリカ
- 大きさ
- 高さ15cm~20cm
- 開花期
- 3月~4月
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
こんな植物です
主にメキシコからアルゼンチンにかけてに分布する小球根で、秋に球根を植え付けると春に花を咲かせます。
学名の読みの違いから、イエイオン、アイフェイオンとも呼ばれます。英名は花の形からスプリング・スターフラワーです。茎や葉を折るとニラのような刺激臭があるので、ハナニラとも呼ばれます。ちなみに野菜のニラとはさほど近い仲間ではありません(科は同じですが、属が異なります)。
線形の細長い葉を地際からたくさん伸ばします。葉は立ち上がらずに地面を寝るように伸びます。
3月~4月に花茎を15cmほど伸ばし、その先端に星形の花を1輪咲かせます。花色は白みがかった淡いブルーや紫、白などがあります。非常に丈夫で植えっぱなしにしておくと、球根が自然に増えたりタネが散ってよくふえます。詰め気味に植えると、開花したときに花の絨毯のようになり見栄えがします。主役にはなりにくいですが、花壇の縁取りなどで活躍してくれます。葉や茎が傷つくと臭いがぷーんとするので、人の通り道などには不向きです。
名前の由来
イフェイオンの仲間はおよそ25種が知られていますが、多く栽培されているのはユニフロラ種です、一般的にこの種を指してイフェイオンやハナニラと言います。また、別種に黄花ハナニラとも呼ばれるセロウィアナム種〔I. sellowianum〕、上品なブルー花の園芸品種ロルフ・フィドラー〔I. Rolf Fiedler〕などがあります。秋に球根が出回るほか、早春から苗や鉢花としても流通します。
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