育て方はこのページの下
- 科名
- キキョウ科
- 学名
- Campanula medium
- 用途など
- 鉢植え 花壇植え
- 開花期
- 4月~6月
- 大きさ
- 40cm~1.5m
- 耐寒性
- つよいほう
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- 高温多湿を避ける
- 酸性土壌では育ちが悪い
- 秋にタネをまくと開花は翌々年になることがある
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき | 4月下~5月 |
---|---|
植え付け(苗) | 10月 |
肥料 | 4月~6月 |
日常の手入れ
涼しい気候を好み高温多湿を苦手するので、夏にできるだけ涼しくするのがコツです。混み合った茎は切り落として、下の方の葉っぱもできるだけ風通しをよくするためにとります。枯れた葉や茎、花もこまめに摘み取るようにしましょう。
日当たり・置き場所
日当たりを好みます。ただし高温には弱いので真夏は風通しの良い明るい日陰に移動させて、できるだけ温度が上がらないようにしましょう。
耐寒性のある植物で、根(土)を凍らせなければ簡単に冬越しができます。寒冷地で庭植えの場合、地面に腐葉土や土をかぶせ防寒し、鉢植えは凍らない程度の場所に移動させましょう。平地や暖地では屋外でそのままでも大丈夫です。ある一定の低温にあわないと花芽が作られない性質があるので室内に取り込まないようにしましょう。
水やりと肥料
生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。冬は生育がほとんど止まってしまうので水やり回数を控えめにして、土の表面が乾いて2~3日待ってから与えるようにします。
肥料は土にあらかじめゆっくりと効くタイプの粒状肥料を混ぜ込んでおきます。その後、追肥として花の咲いている期間は液体肥料を1週間に1回の割合で与えるようにします。
適した土
腐葉土や堆肥など有機質のたっぷり入った土を好みます。鉢植えは赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。酸性の土だと生育がよくないので、庭植えは植え付ける前にあらかじめ石灰を土に混ぜ込んで、酸性をある程度和らげておきましょう。また、赤土や粘土質など、水はけの悪い土では育ちにくいため、腐葉土や堆肥を混ぜてから植え付けましょう。
植え替え・植え付け
花後に枯れてしまうので、一度植え付けたら植え替える必要はありません。苗の植え付けは10月頃が適期です。
ふやし方
タネまきでふやすことができます。まきどきは4月下旬~5月でタネは湿らせた川砂やバーミキュライトを入れた鉢にばらまいて、発芽まで乾かさないようにします。
発芽したら混み合った部分を間引いて、本葉が3枚になった頃にビニールポットに1つずつ植え替えて育てます。夏をできるだけ涼しく管理することが大切で、花は翌年の春に咲きます。
秋にもタネをまくことができますが、一定の大きさに育った株が低温に合わないと花芽が作られないので、その年の冬を小さな苗で過ごす秋まきは、開花が翌々年の春になります。
かかりやすい病害虫
害虫:ヨトウムシ
ヨトウムシは昼間地中に隠れており、夜に這い出して茎葉を食害します。株周りの土を軽く掘って見つけるか、夜間の活動中に捕まえます。