ケイトウの育て方

春にタネをまいて育てる

ヒユ科 「け」からはじまる植物

ケイトウ
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
ヒユ科
学名
Celosia cristata
用途など
鉢植え 花壇
開花期
7月~10月
大きさ
高さ20cm~1.5m
耐寒性
ややよわい
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

タネまき 4月下~6月上
植え付け 5月~6月
肥料 5月~7月

日常の手入れ

切り戻し

夏の間に一通り花が咲いたあと、やや短めに切り戻すとワキから芽が伸びてきて秋にも花を咲かせます。

日当たり・置き場所

日照不足になると花色が冴えません。真夏の暑さにも十分耐えるので、たっぷりと日の当たる場所でそだてましょう。

水やりと肥料

生育旺盛で花も開花する夏に水切れさせてしまうと、生育が著しく衰えるので土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。

肥料は植え付ける際にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおきます。以降は花が咲き出す頃に少量の肥料をやる程度で十分です。肥料-窒素成分の多いもの-を多く与えると、茎は太くなり葉もよく茂りますが、花が十分咲かなかったり花姿が乱れるので気をつけましょう。


適した土

鉢やコンテナでは赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。

特に土質は選びませんが、地植えは水はけの良い場所に植え付けます。水はけの悪いじめじめ湿った場所では、根腐れを起こして枯れやすいです。

植え替え・植え付け

一年草で花後には枯れるので、植え替える必要はありません。

ケイトウは根を傷めると、根付きにくい性質があります。苗の植え付けは本葉が4~5枚の小苗のうちに行いましょう。

矮性種(草丈の低い品種)で15cm、高性種(大きくなる品種)は20cm~30cm間隔で植え付けます。適期は5月~6月です。

ふやし方

タネをまいてふやします。

タネは春にまくのが基本です。発芽温度が25℃前後と高温なので早まきは厳禁です。まきどきは関西平地で4月下旬~6月上旬です。

平鉢などにまとめてまいて、最初の本葉が出てくる頃に1本ずつビニールポットに植えて、本葉4~5枚頃に土を崩さないように植え付ます。手間なら花壇やコンテナに直接まいて間引きながら育ててもよいでしょう。

遅まきで小さくまとめる

6月~7月にタネをまくと、株が小さいうちに花を咲かせます。これは、ケイトウが日長が短くなるのに反応して花を咲かせる短日植物だからです。プルモサ系(ウモウゲイトウ)が適しており、上手くタイミングが合うと、10cm~20cmで開花が揃ってかわいらしいです。トサカ系は株が貧弱になるので適しません。

かかりやすい病害虫

病気:立ち枯れ病 害虫:アブラムシ ヨトウムシ

アブラムシが付くことがあるので、見つけ次第薬剤を散布して駆除します。ヨトウムシは夜行性で、茎葉を食い荒らす害虫です。昼間は土の中に潜んでおり、株元の地面を軽く掘ると出てくることがあります。

また、水はけの悪い土壌だと茎葉がしおれて枯れてしまう立ち枯れ病にかかったり、根が腐って株がだめになることがあります。

関連する植物