美しい熱帯的な派手な色彩

グズマニアとは

パイナップル科 「く」からはじまる植物 観葉植物

マグニフィカ
マグニフィカ
この植物の育て方
科名
パイナップル科
学名
Guzmania
別名
グスマニア
原産地
熱帯アメリカ
大きさ
30cm~60cm
開花期
5月~10月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

中南米の熱帯雨林におよそ120種が分布するアナナス類(園芸におけるパイナップル科植物の総称)で、主に樹木の上など自生する着生植物です。葉は細長くて表面に光沢があり、放射状に広がります。茎が短く葉の付け根は重なって筒状になり、ちょうど水がたまる構造になっています。グズマニアは水や栄養を葉から吸収することができ、たまった水は吸収されます。生活に必要な水を体の一部にためることができるという、ある意味、理にかなった仕組みです。

株の中心から花茎を直立させ穂状に花を咲かせます。花茎につく葉っぱ(苞状葉)が鮮やかな赤や黄に色づきとても美しいです。花自体は短命ですが、苞状葉は長期間色あせず(種にもよりますが3ヶ月~5ヶ月ほど)楽しめます。

園芸では鉢植えにして観葉植物として扱います。葉っぱだけだと寂しいですが花茎がある時期は俄然あでやかで、トロピカルな雰囲気たっぷりの鉢物となります。葉は通常緑色ですが、白や淡いピンクの筋が入る品種もあります。

名前の由来

グズマニアの名前はスペインの自然科学者グスマンの名前にちなみます。


種類

〔〕内は学名、G.はGuzmaniaの略

マグニフィカ〔G. × magnifica〕

2種を掛け合わせて作られた雑種。小型で生育旺盛、花付きもよいので、鉢植えとして広く普及しています。花茎につく葉っぱは鮮やかな赤や朱色です。葉は淡いグリーンですが、白やピンクの縞模様が不規則に入るトリコロル〔'Tricolor'〕もあります。

リングルツァーニ〔G. × lingulzahnii〕

大型の雑種で花茎につく葉は鮮やかな朱色です。優良な個体を選んでさらに育成したインシグニス〔G. × insignis〕があります。

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