イグネア
- 科名
- ミソハギ科
- 学名
- Cuphea
- 別名
- メキシコハナヤナギ ベニチョウジ
- 原産地
- 北アメリカ南部から南アメリカ
- 大きさ
- 高さ30cm~1m
- 開花期
- 8月~10月
(気温があれば周年) - 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
アメリカに約250種類が分布する草花もしくは低木です。日本には明治~大正に数十種類が渡来し、ヒソッピフォリアやイグネアなど数種が花壇や鉢植えで楽しまれています。花や草姿は種によって様々ですが、日本では気温の高い夏~秋に開花するものが多いです。名前はギリシア語のキフォス(kyphos:曲がる)に由来し、萼の基部が隆起していることにちなみます。
種類
〔〕内は学名、C.はCupheaの略
ヒソッピフォリア〔C. hyssopifolia〕
和名メキシコハナヤナギ。メキシコ、グアテマラ原産の低木で高さは50cmほどになります。細かく枝分かれして濃緑色の3cm前後の葉がたくさんつきます。筒状になった萼の先端に6枚の花びらをもった花を咲かせます。花色は濃~淡紫、白など。
芽吹く力が強く、刈り込んである程度形を作ることができるので、熱帯地方では花壇の縁取りなどにも利用されます。 寄せ植えにも向き、苗がよく出回ります。
イグネア〔C. ignea〕
和名ベニチョウジ。メキシコ、ジャマイカ原産の低木です。花に見える筒状の部分は萼(がく)で3cm前後、花びらはありません。萼の色は鮮やかな紅色で先端に黒紫の輪があり、更にその先端が白色になります。一定の気温があれば季節を問わず開花します。
ミクロペタラ〔C. micropetala〕
和名ハナヤナギ。メキシコ原産の低木で高さ1mほどになります。花(萼)は長さ3cm、下半分が紅色で上半分が黄色のツートンカラーになります。
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