メギの育て方
メギ科 学名:Berberis thunbergii 用途 鉢植え 露地植え 生垣 本州の関東より西、四国、九州に分布する樹木です。高さは1m~1.5m、秋に紅葉して冬に葉を落とす落葉低木です。株元から幹をたくさん出し、細かく枝分かれして茂ります。枝の葉の付け根あたりに3本トゲが生えます |
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開花期 |
刈り込み剪定 |
透かし剪定 |
植え付け |
肥料 |
剪定・整枝(枝を切る作業) ポイント
剪定は大きく分けて「刈り込み剪定」と「透かし剪定」があります。
メギは枝を細かく出して茂り、芽吹く力も強いので生垣をはじめとして、様々な形に仕立てることができます。それらの形に仕立てるためと形をキープするために行うのが刈り込み剪定で、全体をばさっと刈り込んで樹形を整える方法です。円形や角形に刈り込むのが基本で、枝がよく伸びて姿が乱れやすいので、春~秋の間に2~3回刈り込んで形を整えます。
透かし剪定は混みあった枝を間引いて樹形を整える方法で、自然樹形に近い形でコンパクトにまとめたい場合に適しています。古い枝や太い枝を株元から切り落とし、横に張りだした枝や重なり合った枝を切り戻します。茂りっぱなしだと日射しも透らずやや重い雰囲気になりますが、枝を間引いて充分なすき間を作ることで風と日も充分通るようになり見た目も軽くなります。作業の適期は落葉期です。
剪定のヒント
夏前(7月頃)に花芽が作られ、冬を越して翌年の春に花を咲かせます。また、実を付けた枝は翌年花が付きません。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みますが、午前中に数時間日射しが確保できれば問題なく、半日陰でもよく育ちます。ただし、日当たりの良い環境の方が秋の紅葉は美しいです。寒さには強いが、乾いた寒風はやや苦手。
水やり・肥料
鉢植えの場合、春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。極端に乾燥させると夏に葉が枯れ込むことがあるので注意しましょう。落葉期は回数を減らして乾かし気味にします。地植えの場合、真夏に乾燥するようなら水を与えますが、それ以外は必要ありません。
肥料は晩秋の落葉期と春の花後の年2回が基本です。油かすやゆっくり効く化成肥料を施します。
用土
特に土は選びませんが、肥沃でやや湿潤な土を好みます。
植え付け・植え替え
植え付けの適期は春か秋です。
ふやし方
さし木でふやすことができます。春に伸びた枝を、初夏に先端から10cm程度の長さに切り取り川砂や赤玉土に挿します。
かかりやすい病害虫
ほとんど見られませんが、カイガラムシが発生することがあります。見つけ次第こすり落として駆除します。
まとめ
枝が細かく出るので色々な形に仕立てられる
刈り込み剪定と透かし剪定がある
日当たりの良い環境を好む
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