ネメシア
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 学名
- Nemesia
- 別名
- ウンランモドキ
- 原産地
- 南アフリカ
- 大きさ
- 15cm~30cm
- 開花期
- 4月~6月(一年草)
4月~11月(多年草) - 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
南アフリカを中心におよそ50種が分布します。その中でも園芸で利用されているのは2~3種です。
毎年花を咲かせる多年草と一年で枯れてしまう一年草の2タイプがあります。一年草タイプは秋にタネをまいて春に花を楽しむ「秋まき一年草」として扱うのが一般的です。多年草タイプは「宿根(しゅっこん)ネメシア」とも呼ばれます。日本では一年草タイプのものが比較的普及していましたが、近年は宿根ネメシアも苗の形で出回るようになりました。主な開花期は春ですが、宿根ネメシアは花がやや小ぶりですが、強健で育てやすいものが多く、は春と秋に花を咲かせるものもあります。
名前はキンギョソウのある種に付けられたギリシア語名に由来します。
種類
ストルモサ〔N. strumosa〕
南アフリカケープ地方の砂漠などに自生する一年草タイプ。花色は非常にカラフルで白、黄、ピンク、赤、ワインレッドなどがあります。白と紫の咲き分けなどもあり、可愛らしいものが多いです。園芸品種もありますが、花姿は野生種とさほど大きな違いはありません。草姿は30cm~40cm、矮性種(わいせいしゅ:草丈の低い品種)は20cm程度に収まります。種小名のストルモサは「はれたようなふくらみ」の意。
ウェルシコロル〔N. versicolor〕
一年草タイプ。やや小ぶりの花をたくさん咲かせます。花色は青色の他、黄、白などがあり、ストルモサ(上述)と掛け合わせた品種も知られます。種小名のウェルシコロルは「様々な色のある」の意。
カエルレア〔N. caerulea〕
多年草タイプ。青~紫色の花を咲かせる強健種です。種小名のカエルレアは「青色の」の意。
ケイランツス〔N. cheiranthus〕
一年草タイプ、従来のネメシアとは一風変わった花姿が特長です。園芸品種の’シューティングスター’〔'Shooting Star'〕が普及しています。