ラケナリア(ラシュナリア)の育て方
ユリ(ヒヤシンス キジカクシ)科 学名:Lachenalia 用途 鉢植え 南アフリカに約90種類が分布する球根植物で、主に乾燥地に自生します。秋に芽を出して生長をはじめ、冬~春に開花し、夏前に茎葉が枯れて休眠します |
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開花期 |
球根植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ
枯れた花はこまめに摘み取り、一通り咲き終わったら花茎を付け根から切り落とします。
日当たり・置き場所 ポイント
生育期(発芽~花が枯れるまで)は充分日光に当てて育てます。寒さに弱く霜に当たると枯れてしまうため基本的に庭植えはできません。霜の発生しない場所ではベランダの日溜まりなどでも越冬できますが、できれば11月頃には室内に取り込んで栽培します。室内でも窓際に置いて日によく当たるようにしましょう。
暖かいと茎が伸びすぎて花が咲く頃にはひょろひょろになってしまうので、暖房の当たる場所には置かないようにしましょう。生育適温は10℃~18℃です。
梅雨前に葉が枯れて休眠に入ったら、鉢ごと涼しい日陰に置きます。植え替えや分球は秋にします。
水やり・肥料 ポイント
過湿にすると球根が腐ってしまいます。乾燥にはよく耐えるので土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。花後に葉が黄色く枯れてきたら水やりの回数を減らし、夏の休眠期は水を断ちます。
肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。追肥は開花時期に液体肥料を2000倍(通常の草花に与えるのよりも倍の薄さ)に薄めたものを2週間に1回与えます。生育期を通して肥料は少量でよく、
充実した球根なら植え付けの際に混ぜる肥料だけで充分育ちます。
用土
水はけがよくなおかつ水もちのよい土が適しています。赤玉土(小粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
球根は秋咲きは9月、冬~春咲きは10月頃に植え付けます。5号鉢(直径15cm)に小さな球根なら5球、大きめのものなら3が目安です。球根が隠れるくらいの浅植え(深さ2cmくらい)にして芽が出るまで日陰に置きます。芽が出るまで極端に乾かさないようにし、発芽後は充分に日光に当てて乾かしぎみに育てましょう。
球根が腐りやすいので毎年秋に新しい用土で植え替えた方がよいでしょう。面倒なら、2~3年植えっぱなしでかまいません。
ふやし方
親球の周りに自然に子球ができてふえていきます。掘り上げた際に親球から子球をはずして貯蔵しておき植え付け適期に上記を参考にして同じように植え付けます。
また、タネまきや葉ざしでふやすこともできます。
かかりやすい病害虫
特にありません
まとめ
寒さに弱いので鉢植えで育てる
過湿に注意。水や土が乾いてから与える
休眠期は断水し、鉢ごと涼しい場所へ
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