リンコスティリスの育て方
ラン科 学名:Rhynchostylis 用途 鉢植え インド~東南アジアに描けて、約4種が分布するランの仲間です。樹木の枝や幹に根を張り付かせて自生する着生種です。芳香を持つ小さな花を穂状に咲かせます。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
花が枯れてきたら、花茎を付け根から切り落とします。
気温が高ければ一年を通して生長しますが、日本の一般的な気候では5月~9月頃まで生育期間になります。肥料や植え替え作業は生長期に行います。
日当たり・置き場所
春から秋は屋外の風通しがよい場所に吊して育てるます。真夏だけは直射日光を避けた木陰などに移動させます(遮光する場合は30%程度)、春と秋はよく日に当てます。夏に日除けするのは強い直射日光に当たると、葉が焼けて部分的に枯れてしまい、その後の生育に支障が出るからです。空気中の湿度の高い環境を好みますが、風通しの悪い湿気の淀むような場所は適さないので気をつけましょう。
寒さに弱いので、冬は室内に取り込みます。耐寒温度は10℃、できれば13℃あったほうが無難です。冬もできるだけ日によく当てます。
水やり・肥料
ヘゴやコルクづけの場合、生育期は毎日水を株全体にかけてあげます。水ゴケを使っている場合は、水ゴケの表面がしっかり乾いてから水を与えるようにします。冬は水やりの回数を減らして乾燥気味に管理します。
肥料は春から秋にかけて月2回のペースで、薄めの液体肥料を与えます。
用土
水ゴケでも植えられますが、過湿になりやすく根腐れさせやすいです。素焼きの鉢でヘゴ板を角切りにしたものや植木鉢のかけらで植えつけたほうが、失敗は少ないです。リンコスティリスの場合、植え込み材料は鉢に植え付けたときにぐらぐらしないようにすきまを詰める程度のものだと思ってください。
植え替え・植え付け
根が常に空気に触れている状態の方が生育がよく、盛大に根がはみ出ていても気にすることはないです。ただ、葉っぱが落ちて茎が長く露出すると全体のバランスが悪くなるので、そういった場合は植え替えます。気温の高い時期ならいつでも問題はないです。できるだけ根を折らないよう丁寧に扱いましょう。
ふやし方
子株が出てくるので、それを親株からはずしてふやすことができます。
かかりやすい病害虫
新芽や花をナメクジに食べられることがあります。
まとめ
真夏以外はよく日に当てます
越冬温度は10℃以上、できれば13℃
風通しがよく、空気中の湿度の高い環境を好みます。
関連するページ
・リンコスティリスとは・ランの仲間