ジューンベリー
- 科名
- バラ科
- 学名
- Amelanchier
- 別名
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- 原産地
- 北アメリカ
- 大きさ
- 高さ2m~9m
- 開花期
- 4月 (果実熟期:5月~6月)
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
ジューンベリーはバラ科ザイフリボク属のいくつかの種のことを指す「通称」です。北アメリカ原産のセイヨウザイフリボクやアメリカザイフリボクをはじめとして、日本原産のザイフリボクと掛け合わさったものなども通称ジューンベリーとして苗木が出回ります。6月頃に実が熟して食べられるザイフリボク属の樹木はジューンベリーでいいのではないか、という感じです。種によって樹高は異なり、10m近くの高木になる野生種から2-3mにおさまる園芸品種まであります。
4月中旬-5月、葉が出る前~同時期にサクラやリキュウバイのような白い花を枝いっぱいに咲かせます。芽吹いた直後の新葉は銅色で、その後緑色になります。花後に果実を房状につけて6月頃に赤~紅紫色に熟します。ジューンベリー(6月のベリー類)の名前はここに由来します。果実は小さいですが甘みがあり美味しいです。秋の落葉前の紅葉や黄葉も美しいです。
アメリカやヨーロッパでは一般的な庭木で、樹高の低くおさまるもの、実が大きいもの、味や香りが優れたもの、ピンク色の花を咲かすもの、紅葉するものなどバラエティーに富んだ園芸品種があり、日本にも一部導入されています。
近い仲間
〔〕内は学名。A.はザイフリボク属の学名Amelanchierの略
アメリカザイフリボク〔A. canadensis〕
カナダ・アメリカ原産、大きくなると樹高は8mほどになる。
セイヨウザイフリボク〔A. laevis〕
北アメリカ原産、樹高は10m近くに達する。
ザイフリボク〔A. asiatica〕
日本・朝鮮半島原産、樹高は15mほどになります。庭木や盆栽などに利用されます。果実は熟すと黒くなります。