ソフロニティスの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- ラン科
- 学名
- Sophronitis
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 種により異なる
- 大きさ
- 高さ5cm~10cm
- 耐寒性
- よわい(できれば10℃以上)
- 難易度
- ★★★★☆(ややむずかしい)
育て方
- ・極端に乾燥させない
- ・夏はできるだけ涼しく
- ・越冬温度はできれば10℃以上
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 4月 / 10月 |
---|---|
肥料 | 4月~9月 |
日常の手入れ
温度と湿度(およそ13℃で湿度60%)の管理が適切なら花は1~2ヶ月咲き続けます。花が枯れるまで咲かせておくと新芽の生長が遅れることがあるので花の色が薄くなってきたら花茎の下から切り取りましょう。
ソフロニティスは種によって一株一株の個性が強く(「個体差が大きい」といいます)同種なのに、花の大きさ、形、色、植物自体の性質が大きく異なります。中には花の咲きにくい性質のものもあるので、初めて育てる場合は一度花の咲いた株や咲いている株を買い求めた方がよいでしょう。
日当たり・置き場所
日光は好きな植物ですが、暑さがやや苦手です。生育期間中の4~10月は50%~70%の日除けを行い温度の上昇を防ぎます。30℃を超すと特に弱ります。夏でも夜間に20℃くらいまで気温が下がるような環境なら元気に生育します。例えば風通しのよい広葉樹の下に鉢をぶら下げて栽培してもいいでしょう。西日には当てないようにしましょう。秋になって、葉の色つやが悪くなったり、茎(バルブ)にシワが寄るような場合は、夏にバテてしまった可能性があります。
冬の理想的な気温は10℃以上です。乾かしぎみに管理すると5℃くらいで冬越しできますが、10℃~13℃くらいに保温すると花つきが良くなります。逆に高すぎると(15℃以上)花つきが悪くなりますので、暖房の効いた室内に置くのは避けましょう。
水やりと肥料
乾かしすぎると生育に支障を来します。春と秋は植え込み材料の表面が乾いて来たらたっぷりと与えます。夏は暑さで弱ると水の吸い方が悪くなるので回数を控えめにします。夏は原則として涼しければたっぷり、暑いときは控えめにします。冬は植え込み材料が少し湿った状態を保つようにします。ソフロニティスは株が小型で、自ずと素焼きの小さな鉢で育てることが多くて乾燥が早いです。乾きすぎに注意しましょう。
肥料は春から秋に月2回の間隔で薄めの液体肥料を与えます。真夏は涼しく保てるようでしたら与えますが、暑さで弱ったり休眠に入ってしまった場合は与えません。
適した土
水ゴケを利用します。
植え替え・植え付け
植え込み材料が古くなって傷むと生育が衰えるので、1~数年に1回、新しいもので植え替えます。植え替えは春か秋におこない、暑い時期や寒い季節は避けます。春に行う場合、初夏近くにずれ込むとと、充分に根が落ち着かないうちに夏の暑さが来てしまい、夏バテをおこしやすくなります。
ふやし方
株分けでふやすことができます。植え替えをするときに同時に行います。株分けをする際は一つの株に茎(バルブ)を3本以上つけて分けるようにしましょう。あまり細かく分けすぎると花が咲かなくなります。
かかりやすい病害虫
害虫:コナカイガラムシ ナメクジ
コナカイガラムシは茎(バルブ)や葉につく白い綿ぼこりのような虫で、吸汁して生育を弱らせます。見つけ次第こすり落とすか、薬剤を散布します。
ナメクジは新芽やつぼみを食害するので、誘殺剤などを使用して駆除しましょう。
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