スイセンの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- ヒガンバナ科
- 学名
- Narcissus
- 用途など
- 鉢植え 庭植え 水栽培
- 開花期
- 11月~4月
- 大きさ
- 高さ20cm~40cm
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・日当たりと排水のよいところに植える
- ・肥料はたくさん与えない
- ・花が終わっても葉を切ってはダメ
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
球根掘りあげ | 7月~8月 |
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球根植え付け | 10月~11月 |
肥料 | 2月~3月 / 12月 |
日常の手入れ
花後も葉は残す
花が終わった後も邪魔だからといって、生きている葉っぱは切らないようにしましょう。残った葉っぱで光合成をおこない、その栄養を球根に貯蔵して、翌年の生長に備えます。、葉っぱを切ってしまうと球根にじゅうぶん栄養がたくわえられず、翌年の開花は期待できません。
日当たり・置き場所
日当たりが悪いと花が咲きにくく、花が終わった後も球根が太りにくいです。日当たりのよい場所で管理することが肝心です。
比較的暑さに弱く、夏は涼しい方が球根も傷みません。
水やりと肥料
冬から春の生育期は水がたっぷり必要です。植え付けてから3ヶ月くらいは葉っぱがでてこないので、生長しているように感じられませんが、土中でしっかりと根は伸びているので、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。花後に葉っぱが全部枯れて休眠には言ったら完全に水を切って掘りあげてもかまいません。
肥料は特に必要ありませんが、与える場合はリン酸分が多めのものを与えます。窒素分の多い肥料を与えると、葉ばかり茂って肝心の花が咲かないこともあります。
適した土
水はけのよい土が適しています。鉢植えは赤玉土(小)7:腐葉土3の割合で混ぜます。庭などで粘土質の場合は、腐葉土などを混ぜて水はけをよくしましょう。
植え替え・植え付け
10月に入ったら、早めに球根を植えます。霜が来る前に充分に地中で根を張らせると、暖かくなったときの生育の勢いが格段に違います。
鉢植えは球根の頭がすこし見えるくらいの浅植えに、庭の場合は、球根の高さ2つ分の深さに植えます。品種によって球根の大きさが様々なので、一鉢に植える数は異なってきます。クチベニズイセンなど中くらいの球根で6号鉢(直径18cm)に5球、ラッパズイセンなど大きめの球根は6号鉢に3球くらいが目安になります。
ふやし方
植えっぱなしで育てると自然に球根が増えて(分球して)きゅうくつになってきます。きゅうくつになると球根がじゅうぶん肥大できず、生長や開花に影響します。数年に1回掘りあげ、くっついてる球根を分けます。
葉が黄色くなって枯れる頃に掘りあげて涼しい日陰で貯蔵して、秋の植え付け時期に分けてもよいですし、休眠から覚める秋に掘りあげて分け、そのまま植え付けてもよいでしょう。 手で簡単に外れる球根だけ分け、無理に力を入れてちぎるような分け方はしないほうがよいです。
かかりやすい病害虫
ウイルス病にかかると葉が奇妙なかたちに曲がったり、斑点ができます。 治らないうえに他に感染するので球根は処分します。