- 科名
- シソ科
- 学名
- Teucrium chamaedrys
- 別名
- ニガクサ
- 原産地
- ヨーロッパ~アジア西部
- 大きさ
- 高さ30cm~50cm
- 開花期
- 7月~8月
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
こんな植物です
ヨーロッパからアジア西部に分布する常緑性の小低木(もしくは多年草)です。ハーブガーデンの定番的な植物のひとつで、古くは花壇の縁取りや敷石の間の植え込み、乾燥した葉を床にばらまいて、疫病・虫除けとしても利用されていました。
草丈は30cm-50cm、地下茎を四方に伸ばして広がっていきます。株元から細かく枝分かれして茎が直立して茂ります。茎の断面は四角形、葉は長さ1~2cmのだ円形で光沢のある濃緑色、縁にゆるいギザギザがあります。また、強い苦みがあり、こすると強い刺激臭があります。7月-8月にピンクがった紫色の小花が茎の先端近くに、まばらな穂状につきます。
名前の由来
属名のテウクリニウム(Teucrium)は古代トロイの王様テウケル(Teucer)に由来します。この植物を薬としてはじめて使用したのがこの人だと言うことで、古代ローマの医師、ディオスコリデスによって命名されたそうです。属名に続く種小名のカマエドリス(chamaedrys)は「地面」と「柏」の2つの単語からなっており、葉っぱが柏の葉の形に似ているところにちなみます。