ワレモコウの育て方
バラ科 学名:Sanguisorba officinalis 用途 鉢植え 露地植え 日本の山野でごく普通に見られる植物で、冬は地上部が枯れて根の状態で越し春に再び芽を出して生長する多年草です。夏から秋にかけて茎の先端に小花がたくさん集まって卵形を成した花穂を付けます |
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開花期 |
植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
草丈の高くなる普通種の草丈を低く抑えたい場合、6月~7月頃に茎を思い切って1/3ほどの高さに切り戻すとワキから枝が出てきて草丈があまり高くならないうちに花が付くので、結果として草丈を低く抑えることができます。
日当たり・置き場所
一年を通して日当たりの良い場所が適しています。日照不足だと生育が悪くなり、茎がひょろひょろになって自立できずに倒れ、だらしなく乱れた草姿になってしまいます。
水やり・肥料
鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えにしている場合、植え付けて根付くまでは土が乾いていたらたっぷりと水を与えますが、適地ならその後は極端に乾燥が続く場合を除いて自然の雨だけで育ちます。花の咲く時期にひどく乾燥させてしまうと、つぼみのまま咲かずに枯れてしまうことがあるので、注意が必要です。
性質丈夫な野草で勝手に育つようなイメージがありますが案外、肥料好きの植物です。花の咲く頃に葉が枯れることがよくありますが、これは(極端な乾燥や多湿も考えられますが)肥料不足の場合が多いです。春の芽が出る頃から地上部が枯れる秋まで、10日に1回程度の割合で草花に与えるのと同じ濃さの液体肥料を与えます。化成肥料を用いる場合は月1回の割合で、適量を施します。草丈が高くなりすぎるようなら、様子を見て肥料の回数を加減します。
用土
適度に湿り気のある肥沃な土を好みます。赤玉土3:鹿沼土3:腐葉土4の割合で混ぜた土や山野草の培養土に腐葉土を適量混ぜて用いても良いでしょう。地植えには水はけの悪い場所は避け、腐葉土を混ぜ込んで肥沃な土にしておきます。
植え替え・植え付け
休眠から覚めて芽が動き始める2月-3月頃が植え替えの適期です。鉢植えの場合、浅鉢を使うことが多く草丈の高くなる普通種の場合、5号(直径15cm)鉢に1本、小型種の場合は3本くらいをまとめて植えます。
ふやし方
株分けとタネまきでふやすことができます。
株分けは植え替えをかねて2月-3月に行います。根を掘り上げ古い用土をきれいに落とし、傷んだ根を取り除き、刃物を使って切り分けそれぞれを植え付けます。
タネまきは花後にできたタネを採取し保存しておき、翌年の4月-5月にまきます。花が咲くのは翌年になります。
かかりやすい病害虫
特にありません。
まとめ
日当たりの良い場所でよく育ちます
肥料を好みます
開花期の水切れに注意します
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