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病気 軟腐病 ・害虫 ヨトウムシ ズイムシ
ズイムシとは花菖蒲にとくにつきやすい害虫で根元の茎に潜り込んで食い荒らします。外から見てもなかなか気づかないことも多いので4月、6月、9月頃にスミチオンなどの殺虫剤を散布します
●花菖蒲は水の中では育たず、カキツバタは水田など水のあるところで育ちます
●真夏の植え替えは避けます
●花のあとに葉を切ってはいけません。切っていいのは株分けの時だけ

アヤメの仲間は広く北半球全体に分布しています。どれも花や草姿が似ているために一緒くたに扱いがちですが、種類によって育て方は大きく異なります。その中でも育て方や性質のやや近いアヤメ、カキツバタ、花菖蒲について説明していきたいと思います(ジャーマンアイリスについては別に説明します)
アヤメや花菖蒲はやや湿り気のある土を好むものの水の中では育ちません。それに対してカキツバタは根が乾燥すると育たないので常に水を張ってあるような水田や池などでよく育ちます。逆に庭などでは育てにくい植物です
花菖蒲は江戸時代中期にノハナショウブから園芸改良された園芸品種で江戸系、肥後系、伊勢系の3大系統があります、咲き方や花の色も多種に富んでいます

一度花が咲いてしぼんだら枯れた花だけを摘み取ります。そのままにしておくとタネができて養分がそちらに吸い取ら株自体が疲れてしまうからです。その後に再び花が咲くのでその花が枯れてきたら今度は枯れた花だけでなく花茎の根元から切り落とします。花茎をそのまま付けたままにしておくと腐ってきて株元まで傷んで株自体がダメになってしまいます
花が終わったあとは葉だけになりますが、この葉は生育にとても大切なので切り取らないようにしましょう。ただ、茶色く枯れてしまった葉は付けておいても仕方がないので風通しをよくするためにも取り除いてしまいましょう

土が乾燥するのをいやがりますのであまり日当たりの良すぎる場所での栽培は避けます。特に4〜9月の生育期には風通しの良い半日陰【※】の場所で育てるようにします。ただしあまり風が強すぎると開花時期に花が傷んだり葉同士がこすれ会っていたむ事があるので気をつけましょう
※半日陰【はんひかげ】…直射日光は当たらないが比較的明るい場所。もしくは午前中は日がさし込むけれども昼以降は日陰になるような場所
カキツバタは水のない場所では育てにくいので、鉢植えにしたものを池の中やバケツに水を張ったものに沈めて育てるか、水抜き穴にふたをしたプランターなどに用土を入れて、水を溜めて育てます

乾燥を嫌いますので土の表面が半乾きになってきたらたっぷりと水を与えるようにし、土を乾かさないようにしましょう。冬に休眠に入る品種は水やりの回数を減らして多少乾かし気味に育てましょう
肥料は3月と9月に1回ずつ、株元の土の表面に化成肥料【※】をばらまきます。普通の草花に与えるのよりも少なめの量を与えましょう。あまり与えすぎると根際から腐ってくることがあるので必要最小限以外は与えません
※化成肥料【かせいひりょう】…白いつぶつぶ状で肥料の成分を人工的に生成したもの。一般にはチッソ:リンサン:カリ=8:8:8と成分表示されたものをよく使います。そのほかにも成分が15:15:15というような高度化成肥料と呼ばれるものもあります

水はけがよく通気性の良い土が適しています。赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。水はけが悪いと根ぐされの原因にもなりますので植える土には気を使った方がよいです
庭植のものは3から4年に1回、鉢植えのものは鉢の中が株でいっぱいになったら株分けもかねて植え替えます。植え替えの適期は花後すぐですが、そのころに植え替えができなければ秋10月頃にも行えます。真夏の植え替えはできれば避けます
株分けを同時に行う場合は葉を半分くらいの長さに切ると余計な水分が蒸発するのを防ぎ、根が付きやすくなります。鉢植えにする株は1本ずつに分けても育ちますが、庭植などで見栄えの良い株にするためには3から4本を一株として分けた方がよいでしょう。分ける際はナイフなどを利用しますが、切り口から雑菌が入りやすいので、ベンレート【※】などの殺菌剤を切り口に塗って置いた方がよいでしょう
※ベンレート…ベノミル剤という浸透製のある殺菌剤で一般ではベンレートの商品名で市販されています。植物の消毒や病気を予防によく使用されます
あまり深植えにするのは禁物ですが、1本ずつを植え付ける場合は株がぐらぐらして安定しにくいので安定するように多少深めに植えてもかまいません
株分けで殖やします。上記の植え替えの項を参照にしてください
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