黄色い花が穂状に咲く

ブルビネラとは

ユリ科 「ふ」からはじまる植物 球根植物

ブルビネラ
この植物の育て方
科名
ユリ (ススキノキ)科
学名
Bulbinella
別名
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原産地
南アフリカ ニュージーランド
大きさ
高さ40cm~1m
開花期
1月~4月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

〔〕内は学名、B.はBulbinellaの略

南アフリカ、ニュージーランドに15~20種が分布する、毎年花を咲かせる多年草です。日本で広く普及している種は南アフリカケープ州原産のブルビネラ・フロリブンダ〔B. floribunda〕で、日本には1970年代に入ってきました。

主な生育期は秋から春で、初夏には葉が枯れて秋まで休眠します。根は細いですが乾燥に強く、掘りあげた状態で貯蔵できるので、園芸では球根植物として扱うのが一般的です。見た目は細い根が束ねられた固まりで、球根っぽくはないです。秋に根を植え付けて春に花を楽しみます。寒さには比較的強く、凍結や霜に気をつければ露地で冬越しできるので、花壇植えにも適しています。また、しっかりした花茎が長く伸びるので、切り花にも適しています。

葉は線形で地際から10枚程度が放射状に伸ばします。主な開花期は春ですが、温室などで一定の温度を保つと冬から咲き始めます。花茎を1mほど伸ばしてその先端に小さな花を穂状に数多く咲かせます。花色は黄色が一般的ですが、オレンジ色や白の花を咲かせるものもあります。明るい花色と小さな星形の花がかわいらしさを演出しています。


名前の由来

ブルビネラの名前は、近縁の植物ブルビネの縮小形 (指小辞)です。ブルビネにちょっと似ているけど違う、と言う意味合いだと思われます。ちなみにブルビネはギリシア語のボルボス (鱗茎)に由来します。

他の種類

比較的普及している種にブルビネラ・カウドーフェリス〔B. caud-felis〕があります。本種はフロリブンダに比べるとやや小型です。花茎は60cm程で白色の花を穂状に付けます。

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