ヤサシイエンゲイ

ゲッケイジュの育て方

ゲッケイジュクスノキ科 学名:Laurus nobilis用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

地中海沿岸に広く分布する常緑性の高木です。大きくなると樹高は10m以上になります。カレーやシチューなど煮込み料理に入れる葉っぱ(香辛料)としてよく知られています

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
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剪定
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肥料
バー バー           バー バー      

季節・日常の手入れ ポイント
剪定
整えられたゲッケイジュ
キレイに刈り込まれたゲッケイジュ
芽吹く力が非常に強く、枝の伸びる勢いも強いので年に2回から3回、枝を刈り込みます。刈り込みの適期は4月もしくは10月~11月です。特に細かく考えず、バランスを見ながら刈り込みます。多少短く刈り込んでも生育に支障は来さないので、色々な仕立て方を楽しむことができます。枝はまっすぐ上に伸びる性質があるので、円筒形や円柱形などのすらっとした仕立て方が一番簡単です。丸く刈り込んで仕立てることもできます。

枝が混み合うと風通しが悪くなるので、重なり合った枝は切り落として、なるべく風がよく通るようにしましょう。そうすることで生育もよくなります。

葉を収穫する
常緑性の樹木なので、葉は一年を通して収穫することができます。生育が旺盛な樹木といっても、苗が小さい内は生長させることに重点を置き、あまりとらない方がよいでしょう。

収穫する葉は若葉ではなく半年以上経過したものが適しています。前年、前々年の葉でもかまいません。枝を刈り込んだ際、切り落とした枝からよさげな葉を採れば手間も省けます。収穫した葉は水洗いして表面の汚れを落とし、ざるなどに広げて乾燥させて、空きビンや海苔の缶などの適当な容器に保存しておきましょう。カレーやシチューなどの煮込み料理の香りづけの他にも、防虫剤代わりに米びつやタンスに入れても多少効果があります。

日当たり・置き場所
日当たりのよい場所が一番適していますが、やや日陰気味の場所でもよく育ちます。例えば塀と家屋の間の狭い庭や建物が密集して十分に日光の確保できない場所でも育てられます。枝が横に張らずにまっすぐに上に伸びますので比較的狭めの場所でも育てやすい樹木です。

植栽の北限は宮城県あたりで、 耐寒性は常緑性広葉樹としてはだいたい並くらいです。冬の乾いた風を嫌うので鉢植えなどで軒下に移動させるときは乾燥した場所に置くのは避けましょう。

水やり・肥料
地植えは一度根付いてしまえば特に水やりを行う必要はありません。苗を植え付けたときだけ、根付くまで水をやればよいでしょう。鉢植えもあまり水はやりすぎずに、多少ひかえめの方が無難です。土の表面が乾いてから与えるようにしましょう。

生育旺盛なので肥料は必要です。冬は1~2月、夏は8~9月に1回ずつ油かすと粒状の化成肥料を同量混ぜ合わせたものを与えます。庭木の場合なら2つかみほど、株元から少しはなした場所に施します。鉢植えの場合は鉢の大きさに応じて量を加減します。

用土
丈夫な植物で特に土質は選びません。庭植えにする場合は水はけがよい場所を選びましょう。鉢植えの場合は赤玉土(中~小粒)6:腐葉土4を混ぜたものを使用します。堆肥を1割ほど混ぜても良いでしょう。

植え替え・植え付け
植えつけの適期は5月頃です。植え付けた後はたっぷりと水を与えます。余分な枝葉を落としてから植えると水分の蒸発が抑えられ、早く根付くようになります。

鉢植えは鉢の中が根でいっぱいになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替える際は根を傷つけないようにします。植え替えの適期は4~5月です。

ふやし方
カイガラムシとすす病
カイガラムシとすす病
(閲覧注意!)
さし木で比較的簡単にふやすことができます。適期は6~8月でその年に伸びた枝で虫などの付いていない元気なものを選び、先端から10cmから15cmの長さに切り、1時間ほど水に挿した後、小粒の赤玉土を入れた鉢に挿します。日陰の場所で乾かさないように管理し、根が出たらそれぞれをポットや小鉢に移して育てます。

かかりやすい病害虫
存外に害虫がつきやすく、カイガラムシ、ハマキムシ、テッポウムシなどの被害が見られます。カイガラムシの排泄物から、すす病が発生します。

まとめ 
冬の乾燥した風に当てないようにします
年に2回枝を切り戻します
追肥は冬、夏の2回

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花木・庭木