コーンサラダ(マーシュ)の育て方

冬は霜よけを

オミナエシ科 「こ」からはじまる植物 ハーブ・野菜

コーンサラダ
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
オミナエシ(スイカズラ)科
学名
Valerianella locusta
用途など
鉢植え 畑
開花期
4月~6月
大きさ
高さ15cm~30cm
耐寒性
ふつう(霜に注意)
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

タネまき 3月~4月 / 9月~10月
収穫 4月~6月 / 11月~3月
肥料 3月~6月(春まき) / 9月~3月(秋まき)

収穫・利用

収穫方法

順調に育つと、タネをまいてから1ヶ月半後には収穫できるようになります。本葉が5~6枚に生長したものを引っこ抜いて収穫するか、もっと大きく育てて本葉が10枚以上になったら中心の柔らかい若葉やその後にできるわき芽を摘んで収穫し、また葉っぱが出てきたら摘んで収穫するというように繰り返し葉を摘むという2通りの収穫方法があります。

多めにタネをまいて混み合ったところを引っこ抜いて間引き収穫しながら育てて、後に大きくなったものを葉摘み収穫するという方法も一般的です

収穫時期

春に花のつぼみが出てくると葉が固くなりあまり食用に適さなくなるので、その時点で収穫を終えます。基本的に秋まきは11月~3月、春まきは4月~6月頃が収穫適期です。タネまき・収穫以外育てる過程での手入れはさほどありません。

利用方法

サラダや和え物、間引き収穫した小さなものはスープやみそ汁などに浮き実として使うのもよいでしょう。風味はありますが、クセのない味とソフトな食感で色々な利用方法が考えられます。

日当たり・置き場所

日当たりのよい場所を好みます。暑さにやや弱いので、真夏の高温期を避けて栽培を行います(それで結果的にタネをまく時期が秋か春になるのです)。

霜さえ気を付ければ寒さにも耐えて屋外で冬越し可能です。露地で栽培する場合は簡単な霜よけを行いましょう。

水やりと肥料

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。じめじめした土をいやがりますので水のやりすぎには注意しましょう。

肥料はタネをまく、もしくは植え付ける場所にあらかじめゆっくりと効く粒状の肥料を適量混ぜ込んでおきます。その後は双葉が開いた頃から1週間に1回普通の草花に与えるより多少濃いめの液体肥料(500倍希釈)を与えます。肥料は収穫を終えるまで続けます。


適した土

水はけが良く肥えた土を好みます。プランターや鉢で育てる場合は市販の花と野菜の土・プランターの土などの草花用の培養土で充分事足りると思います。

酸性土壌を嫌いますので地植えにする場合は土にあらかじめ苦土石灰(くどせっかい)を混ぜ込んで土を中和しておきましょう。 石灰類は植え付けやタネまきの直前よりも1週間程度前に混ぜ込んでおく方がよいとされています。

植え替え・植え付け

一度植え付けて収穫を終えるとそこまでなので、植え替えの必要はありません。

ふやし方

タネをまいて育てます。自家採集のタネでも育ちますが市販のものに比べてやや品質の落ちる傾向があるようです。タネまきの適期は春は3月~4月、秋は9月~10月です。春まきは収穫期間が短い上に(とう立ちして葉が固くなったり、暑さで枯れてしまうことが多い)アブラムシが付きやすいですので、寒さで苗が育たない寒冷地を除いて、病害虫が少なく収穫期間の長い秋まきをおすすめします。

タネのまき方

タネは直播きにして間引きながら育てる方法がおすすめです。

プランターや箱の場合、指で土にまき筋を付けてその筋にっ沿って1cm間隔くらいでぱらぱらとまいていき、土をかぶせます。発芽してきたら混み合った部分を間引きながら株と株の間の間隔を広げて育てていきます。間引きは1~2回程度、混み具合を見て行います。当然間引いたものも「間引き菜」として利用できます。通常の大きさのプランターなら平行に2筋、まき筋を付けてまきます。

地植えにする場合、まき筋は20cmほど間隔をあけて平行にします。このまき方は「条(すじ)まき」といって、間引きながら育てる菜っぱ類などによく利用される方法です。

かかりやすい病害虫

害虫:アブラムシ

病害虫の少ない植物ですが、春先からアブラムシが発生する事があります。薬剤を使用する際はそれぞれの取扱説明をよく読み「収穫何日前まで使用できるか?」などをしっかり把握しておきましょう。

関連する植物