ヤサシイエンゲイ

オオデマリの育て方

オオデマリスイカズラ科 学名:Viburnum plicatum var. plicatum 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

ヤブテマリの変種で高さが2~3mになる低木です。5~6月に球状に密集した花を咲かせます。花は咲き始めが黄緑色で、開くと白色になります。この花は雄しべと雌しべの退化した「飾り花」でタネは付けません。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
        バー バー            
植え付け
    バー バー                
間引き剪定
バー バー バー               バー バー
肥料
バー                    

季節・日常の手入れ ポイント
スペースに余裕があれば枝は切らずに放任して育てた方が花付きもよいです。

老朽化した枝や枯れた枝、混み合った部分の枝など生長に不要な枝を切り落とすのが基本となります。オオデマリはやや生長が遅く芽吹く力もさほと強くないので、ばっさりと刈り込むような剪定はあまり行いません。作業は主に落葉期の冬に行います。
花の付き方
花芽の付き方枝の節々に葉芽か花芽を付けます。徒長枝(勢いよく長く伸びた枝)には花芽を付けず、短い枝に花芽を付けます。

徒長枝には花芽の代わりに葉芽が付きます。翌年その葉芽が伸びて短枝となり、そこに花芽を付けますので切ってはいけません。花芽は春に短い枝を伸ばし、その先端に花を咲かせます。まとめると、「徒長枝が伸び→翌年に節から短い枝が出て→翌々年花を付ける」ということです。
基本の剪定
枯れた枝やからまって混み合っている部分の枝を整理します。古くなった枝は勢いが衰え花も小ぶりになるので三年生くらいの枝は切り落として新たに伸びてくる若い枝に世代交代させます。枝を切る際は枝分かれしている分かれ目の部分や 付け根から切り取り、できるだけ自然に近い樹形に仕立てます。

ただし、冬はすでに花芽が枝の節にできているので、短い枝の先端を切らないように気を付けましょう。花芽は葉芽に比べると大きくふくらんだ形をしているので見分けが付くと思います。また、花後に樹形を整える程度の軽い剪定を行います。
樹形を整える切り戻し
全体の樹形を整える場合は、直立して高く伸びる枝をどの部分で切るかで決まります。大きく育てたければ切らずにそのまま、枝数を増やして横にボリュームを持たせたければ途中で切り戻し、大きくしたくない場合は付け根から切り取ります。

日当たり・置き場所
充分日の当たる場所が適していますが、半日陰の場所でも充分育ちます。また、乾燥を嫌うので西日の当たる場所は適しません。寒さにはあまり強くないので、冬は株元にワラや腐葉土を敷くなど簡単な防寒を行います。

水やり・肥料
2月ころ、株のまわりにみぞを掘りそこに堆肥や腐葉土をすき込みます。そうすることで土の中の保水力がアップします。栄養を与えるというより、土壌環境をよくするといった感じです。

生育状況を見て、花後に追肥をしてもよいでしょう。

用土
腐葉土などの腐植質のたっぷり入った肥沃で湿潤な場所が適しています。性質強健であまり場所を選ばずに育てることができますが、やせ地やひどく土が乾く場所は嫌いますので避けます。

植え替え・植え付け
落葉期なら厳寒期をのぞいて植え付けできますが寒さで枝枯れする事があるので、3月下旬~4月頃の春植えが無難です。また乾燥を嫌うので、植え穴は大きく掘り腐葉土や堆肥をたっぷり混ぜ込んでおきましょう。暖地での自生が多く見られるように、あまり寒い地域(東北より北)での植裁は適しません。移植する場合の時期や方法は植え付けに準じます。

ふやし方
さし木、とり木、株分けでふやすことができます。

さし木の適期は3月中旬~下旬。長く伸びた前年の枝を先端から15cm~20cmの長さに切って挿します。根が良く張るので鉢などに挿さずに地面に直接挿す「露地挿し」が適しています。生育場所と同様、肥沃で湿潤な土質の場所がよいでしょう。

とり木は芽が出はじめた頃、適当な枝を選んで樹皮を数センチ幅でぐるりと剥がし(環状剥皮)そこに湿らせた水苔を巻いて、根が出たら枝をその下で切り離して植え付けます。株分けは植え替えの際に根が出ている枝を切り離して植え付けます。

かかりやすい病害虫
害虫 アブラムシ

丈夫で病害虫の心配はあまりありません。春から秋にアブラムシが発生することがあるので、見つけ次第駆除します。

まとめ 
日当たりを好む
西日、乾燥を嫌う
不要な枝以外できるだけ剪定はしない

関連するページ
オオデマリとは
スイカズラ科
花木・庭木