トマトやチーズと相性がよいハーブ

オレガノとは

シソ科 「お」からはじまる植物 ハーブ・野菜

オレガノ
この植物の育て方
科名
シソ科
学名
Origanum vulgare
別名
ハナハッカ ワイルドマジョラム
原産地
ヨーロッパ アジア東部
大きさ
40cm~60cm
開花期
7月~8月
難易度
★☆☆☆☆(やさしい)

こんな植物です

ヨーロッパからアジア東部にかけて分布する、毎年育つ多年草です。姿形の違いから、オリガヌム類、マヨナラ類、アマラクス類に大きく分けられます。単にオレガノというと、オリガヌム類を指します。

消化促進・発汗作用・殺菌などに効果があるとされ、地中海沿岸ではギリシア・ローマ時代から薬用として利用されてきました。現在では薬用というよりも食材としての利用の方が多く、独特の風味はトマト、チーズなどと相性がよく、イタリア料理やメキシコ料理で活躍するハーブの一つとなっています。

茎が直立するタイプと這うように横に広がるイプのがあり、ミントに似た芳香があり夏に長く伸びた茎の先端に淡い紅色の小さな花をつけるところから、「ハナハッカ」の別名があります。この花はドライフラワーやポプリとしても利用でき、葉は食材・花はクラフトとして無駄なく活用できるハーブです。ワイルドマジョラムという別名もあります。

葉に縁取りの入る品種や、明るい黄緑色の葉をもつオレガノ ‘ゴールデン’は花壇などに植えても見栄えがします。

名前の由来

属名のオリガナムはギリシア語で「喜びをもたらす山」「山の喜び」という意味で、このハーブの芳香や人々に様々な恩恵を与えてくれる利用価値の高さから、そのような名前がついたのかもしれません。


その他の仲間

マヨナラ類を代表する マジョラム〔Origanum marjoram〕は肉料理などに利用されるハーブです。

アマラクス類で広く知られているのは’ケントビューティー’です。花が美しいものが多く、主に観賞用に栽培されます。

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