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オレガノの育て方

オレガノシソ科 学名:Origanum vulgare  用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(やさしい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよいほう)

現在では薬用というよりも食材としての利用の方が多く、独特の風味はトマト、チーズなどと相性がよく、イタリア料理やメキシコ料理で活躍するハーブの一つとなっています

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
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タネまき・さし芽
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株分け
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収穫
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利用・収穫
葉は生でもドライでも利用できますが、乾燥させたほうがより強い芳香を楽しむことができます。 主な効果は消化促進・発汗作用・殺菌などです。トマトやチーズと合わせてパスタやピザに利用するほか、煮込み料理のブーケガルニや肉料理の臭み消し、乾燥させた葉を適量ケチャップ、ウスターソースなどに入れても手軽に風味を楽しむことができます。

花はドライフラワーやポプリ、リースの材料として利用できます。 葉を乾燥させて保存する場合は、もっとも香りの高くなる開花直前に株元から5cmくらいの位置で刈り取って収穫し、風通しのよい日陰で乾燥させます。

季節・日常の手入れ
オレガノは非常に丈夫で育てやすい植物ですが、多湿にやや弱い性質があり、梅雨時期~夏に風通しをよくして蒸れないようにすることが育てる上での一つのポイントとなります。茎葉が茂って密生してきたら刈り込んだり混み合った箇所の茎を間引くなどして風通しをよくします。また、蒸れて腐ったようになった茎は他の茎葉にうつる可能性もありますので早めに取り除きましょう。

逆に環境が合えば(乾燥気味で日当たり・風通しがよい)あまり手間もかからず元気に育ちます。

日当たり・置き場所
明るい日陰でも育ちますが、日光を好むので日当たりのよい場所で育てましょう。また、可能ならば鉢植えのものは多湿を避けるために梅雨時期は雨の当たらない場所に移動させましょう。

寒さには強いので特に防寒の必要はありませんが、寒冷地では株元を腐葉土や敷わらで覆うなど簡単な防寒を行います。

水やり・肥料
年間を通してやや乾燥気味に保ちます。鉢植えのものは土の表面が乾いたら水を与えるようにすればよいでしょう。

肥料は植え付けるときにあらかじめ土に混ぜ込んでおけばそれ以上必要ありません。逆に肥料が多いと芳香が弱まったり茎が伸びすぎて倒れやすくなったり、枯れてしまうことがあります。生育に応じて適宜追肥を与えてもかまいませんが、基本的に肥料は控えめで育てます。

用土
水はけがよく、肥沃な土が適しています。

鉢植えにする場合、赤玉土6:腐葉土2:堆肥2を混ぜ込んだ土を使います。また、酸性土壌を嫌いますので、地植えにする場合はあらかじめ苦土石灰を土に混ぜ込んでおきます。

植え替え・植え付け
植え付け・植え替えの適期は4月~6月上旬、9月中旬~10月中旬です。梅雨時期~夏・冬は避けます。
鉢で育てている場合、数年経つと鉢中が根でいっぱいになってしまい、根詰まりを起こして元気がなくなることがあります。鉢植えの大株は株分けもかねて植え替えを行った方がよいでしょう。

ふやし方
タネまき・株分け・さし芽でふやすことができます。

タネまき
タネの発芽温度は15℃~20℃です。この温度をキープできるならいつでも行うことができますが、標準としては3月中旬~4月、9月中下旬が適期です。タネは非常に細かいので重ならないようにまいて、発芽したら混み合った部分は間引いていきます。本葉が7~8枚になった頃、鉢やコンテナ、庭に植え付けます。後に広がることを考えて株と株の間は30cm~50cmあけて植え付けます。あまり詰めて植えると、将来密生してしまい蒸れる原因となります。タネをまいた年は花を付けず、2年目にはじめて花が咲き、それ以降は毎年花を咲かせます。また、タネから育てた場合十分大きく育って本格的に収穫できるのも2年目以降になります。

株分け
大株になったものは株分けすることもできます。適期は3月上旬~4月上旬です。

さし芽
容易に発根するのでさし芽は一番お手軽なふやし方といえます。また、過度な暑さと寒さを避ければいつでも行うことができます。10cmの長さに切り取った茎を水にさして吸水させた後、下の方の葉を取り除いて切り口をカッターナイフなどで斜めに切り直し用土にさして明るい日陰で極端に乾燥させないように管理します。2週間ほどで根が生えそろってきますのでそれぞれを植え付けます。

かかりやすい病害虫
病気:蒸れによるカビ 害虫:アブラムシ

基本的に病害虫に強い植物ですが、春先からアブラムシが発生することがあります。食材として利用する場合はできるだけ早めに見つけて手で取り除きましょう。発生が多い場合は薬剤を散布します。

また、梅雨時期などに高温多湿になり株が蒸れてしまうとカビが発生し株元から腐ったり、葉枯れを起こすことがあります。症状が軽い場合は殺菌剤の散布などで病状を抑えることができますが、ひどい場合は他にうつらない株を抜き取って処分します。多湿にせずに風通しをよくすることが一番の予防法です。

まとめ 
やせ地でなければ肥料はほとんど要りません
剪定の適期は秋から春、ただし厳寒期は避けます
寒さの厳しい地域では落葉することがあります

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