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この植物の解説

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科名
ユリ(ヒガンバナ)科
学名
Allium schoenoprasum
用途など
鉢植え 庭植え
開花期
5月~7月
大きさ
高さ20cm~30cm
耐寒性
ふつう
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え付け 4月~9月
株分け 3月~5月 / 9月~10月
肥料 4月~10月

日常の手入れ

つぼみを摘む

花もきれいで鑑賞価値は充分ありますが、葉の利用がメインならまだつぼみのうちに摘み取ってしまいましょう。そうすることで葉が堅くならずに、柔らかい葉が秋まで利用できます。

収穫

葉が20cmほどの長さに生えそろったら、株元から3~5cmの位置で刈り取ります。刈り取った後の株からは新たに葉が伸びてきて、年に数回繰り返し収穫できます。

日当たり・置き場所

日当たりがよい場所を好みますが、暑さに少々弱いです。地植えは真夏にすだれなどで少し日をさえぎってあげた方が元気に育ちます。鉢植えはコンクリートの上などに直置きにせず、風通しの棚の上などに置きます。そうすることで鉢の中の温度が上昇するのを防ぎます。

冬は地上部分が枯れてしまいます。株は生きているので、霜や凍結で根が傷まないように腐葉土などで株元を覆ってあげましょう。鉢植えはベランダなど屋根のある場所に置きます。

水やりと肥料

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。真夏は乾きやすいので、いくぶん回数を多めにします。冬は地上部は枯れますが休眠はせず、根は生きています。庭植えの場合は必要ありませんが、鉢植えの場合は、土をカリカリに乾かさない程度に水を与えましょう。

肥料は土にあらかじめ化成肥料を混ぜ込みます。それ以降は、収穫後ごとに同じものを少量施します。肥料を与えると葉は元気に育ちますが、多いと葉が太くなるので気をつけましょう。

適した土

有機質に富んだ肥えた土 例:赤玉土(小)7 腐葉土3 堆肥1。酸性土壌を大変嫌うので、地植えにする場合は、植え付ける前に苦土石灰を混ぜ込んで酸性を中和します。

植え替え・植え付け

地植えはほおって置いてもよく育ちます。株が混み合ってきたら株分けを行いましょう。鉢植えはきゅうくつになってきたら、株分けもかねて植え替えをおこないます。

ふやし方

株分けとタネまきができます。

株分けは3月~5月、9月~10月頃が適期です。掘りあげた株は株元を傷つけないように3本を一株の目安にして分けます。その際傷んだ根なども取り除いておきます。茂って横に広がることも考えて、15cm~20cm間隔で植え付けます。

タネまきも株分けと同じ時期に行えます。プランター、鉢、庭に直接まいて、間引きながら育てていきます。間引いたものももったいないので使用しましょう。

かかりやすい病害虫

アブラムシが発生することがあります。

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