- 科名
- トウダイグサ科
- 学名
- Acalypha
- 原産地
- 熱帯・亜熱帯
- 大きさ
- 20cm~2m
- 主な開花期
- 6月~8月
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
アカリーファは世界の熱帯・亜熱帯におよそ300~400種が分布します。熱帯花木や鉢花として楽しむほか、葉っぱがキレイなものは観葉植物のほか、沖縄など亜熱帯の地域では、生垣や庭木として利用されます。耐寒性はないので、通常は鉢植えにして、冬は寒さが避けられる場所に置くのが基本です。
アカリーファの名前は古代ギリシア語でイラクサを意味する「アカレーペ」に由来し、姿がイラクサに似ているところから付いた名前と思われます。
主な仲間
〔〕内は学名 A.はAcalyphaの略
広く親しまれているのは、主に花を楽しむヒスピダ種とカマエディリフォリア種、葉の鑑賞価値が高いウィルクシアナ種です。それとは別に日本では、路傍や畑地で仲間のエノキグサ〔A.australis 〕が普通に見られますが、雑草扱いで普通は栽培されません。
ヒスピダ〔A. hispida〕
西インド諸島原産の低木で、花を楽しむアカリーファの代表種です。花は長さが20~50cmの太いひも状で、色は真っ赤です。大きく育った木は至る所から花を垂れ下げて非常に目立ちます。 花の姿からベニヒモノキの和名があります。また、レッド・ホット・キャットテール(red hot cattail:真っ赤に熱されたネコのしっぽ)などの英名があります。
カマエドリフォリア〔A. chamaedrifolia〕
花穂が短くて茎は這うように地面に広がっていきます。吊り鉢など似合います。キャットテールの名前で出回っています。
ウィルクシアナ〔A. wilkesiana〕
葉の模様がたのしい品種。葉に赤銅色や赤っぽい桃色、黄色、白などのモザイク模様が入る変化に富んだ葉の模様が美しく、変種が非常に多いのが特徴です。それゆえ様々な園芸品種があります 。日本には明治の初め頃に入ってきました。枝を伸ばす力が強くて葉も密につくので、熱帯・亜熱帯地域ではキレイな形に刈りこんで生垣や庭木にすることもあります。 「フクリンアカリファ」「ニシキアカリファ」「キフクリンアカリファ」などの園芸品種がよく知られています。
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トウダイグサ科 難易度★★★☆☆
派手な葉色が特徴的な観葉植物です。葉型も品種により様々で、一株でもインパクトがあります。