育て方はこのページの下
- 科名
- ユキノシタ科
- 学名
- Astilbe
- 用途など
- 庭植え 鉢植え
- 大きさ
- 高さ20cm~90cm
- 耐寒性
- 強い
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
- メモ
- 寒さに強い
育て方
- 半日陰で湿潤な土壌を好む
- 冬に寒気に充分当てた方が花が咲きやすい
- 株分けでふやせるがあまり細かく分けすぎると花が咲きにくくなる
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け・株分け | 2月~3月上 / 10月~12月 |
---|---|
肥料 | 3月~5月 / 9月~10月 |
日常の手入れ
花がら摘み・切り戻し
花が色あせてきたら早めに花茎ごと切り落として、株の消耗を抑えます。冬には茎葉が枯れるので地際でばっさり切り戻します。新しい芽は地中の根から出てきます。
切り花の注意点
花が充分開いてから切らないと水の吸い上げが悪く、花もちが悪くなります。切り花で楽しむ場合は気をつけましょう。
日当たり・置き場所
日当たり~半日陰の場所でよく育ちます。乾燥が苦手なので、地際まで強烈な日射しが当たる場所は適しません。
冬に一定の低温に当てないと花芽が付きにくいので、鉢植えも冬は室内にとりこまず屋外で充分に寒気にあてます。アスチルベはどちらかというと冷涼な気候を好む北方系の植物で、その性質から暖地では花付きが悪くなります。
水やりと肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。やや湿り気のある土壌を好み、ひどく乾かすと株が弱ってしまいます。特につぼみが出ている時期に水切れさせてしまうと、花が開かずに枯れることがあるので注意します。冬は茎葉が枯れれ基本的に休眠していますが、からからに乾かないよう注意しましょう。乾燥防止に腐葉土を株元に敷いてもよいでしょう。
さほどたくさんの肥料のいらない植物です。芽の出る時期と花後にリン酸とカリ分の多い化成肥料を適量施すか、芽出し~開花前まで月1~2回1000倍の液体肥料を施します。
適した土
土は特に選びませんが、湿潤な土壌でよく育ちます。鉢植えにする場合は赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。地植えは腐葉土をたっぷりと混ぜ込んでおきましょう。
湿潤な土壌を好むといっても、常に水がたまっているようなじめじめしたところでは根が腐ってしまうので、水はけがよいことも大切です。
植え替え・植え付け
地植えは株が混み合ってきて花つきが悪くなるので3年~4年に1回植え替えを行います。鉢植えはできれば毎年新しい土で一回り大きな鉢に植え替えます。鉢を大きくしたくない場合は株分けをします。植え替え・株分けは休眠期に行いますが、厳寒期は避けます。新芽のでる前2月~3月か、地上部が枯れた直後10月~12月が適期です。
ふやし方
植え替えを兼ねて株分けで簡単にふやせます。掘り上げた株は1株に3芽以上付けて切り分けます。あまり細かく分けすぎると花を咲かせるだけの栄養が貯えられなくなり、花が咲きにくくなるので気をつけましょう。
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ・ハダニ 病気:黒斑病・白絹病
春には新芽にアブラムシがつきやすいので薬剤をまいて駆除しましょう。また、梅雨時期など、多湿時期には葉に黒い斑点のできる黒斑病にかかりやすいので殺菌剤をまいて予防に努めましょう。
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