アストランティア マヨル ‘スターオブビューティー’
- 科名
- セリ科
- 学名
- Astrantia
- 別名
- -----
- 原産地
- ヨーロッパ~東アジア
- 大きさ
- 30cm~80cm
- 主な開花期
- 5月~7月
- 耐寒性
- つよいほう
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
〔〕内は学名。A.はAstrantiaの略
ヨーロッパから西アジアに約10種が分布します。毎年花を咲かせる多年草ですが、高温が苦手で夏に絶えてしまうこともあります。園芸で比較的よく見るのはアストランティア・マヨル〔A. major〕の園芸品種です。草丈は30cm~80cm、深く切れ込んだ羽状や掌状の葉っぱを地際から伸ばします。
花茎を長く伸ばして頂点あたりが放射状に枝分かれし、その先端に花を咲かせます。主な開花期は5月~7月です。 花火がぱっと広がったような花姿でかわいらしいです。花びらのように見える部分はがくで、カサカサした乾いた質感があります。本来の花は中心部分にまとまって付き、半球状になります。花色はピンク、白、赤などがあります。
名前の由来
名前はギリシア語のアスター(Aster:星)に由来し、花姿にちなむとされますが、諸説があってはっきりしません。
育て方
- 暑さが苦手、夏越しがポイント
- 腐植質を好み、乾燥をきらう
- タネまき~開花まで、年数がかかる
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 3月~4月 |
---|---|
タネまき | 10月中~1月 |
日当たり・置き場所
明るい日陰で湿り気のある土壌を好みます。
ガンガン日射しが当たる場所では、乾燥と高温で上手く育ちません。夏にバテて生長が止まることもあります。熱が溜まらないよう風通しの良い場所を選ぶのも大切です。できるだけ涼しい環境で夏の厳しい時期を乗り越えさせるかが、毎年花を楽しむポイントになります。
寒さには強いので、防寒対策は必要ありません(苗が小さいうちは霜よけ程度の防寒を)。
水やり・肥料
乾燥が苦手なので、土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりします。
肥料は春に芽を出す頃(3月)と夏の暑さを越した頃(9月)の年2回です。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
植え付けと用土
植え付けの適期は春か秋です。株が古くなると勢いが弱るので、3~4年越した株は株分けを兼ねた植え替えを行います。 植え付け後はたっぷり水を与え、根付くまで乾燥させないように気をつけます。
腐植質に富んだ、水はけのよい土が適しています。鹿沼土(小粒)4:軽石(小粒)4:腐葉土2の割合で混ぜた土など。地植えは、堆肥や腐葉土を混ぜ込んでおくと良いでしょう。
ふやし方
タネまきと株分けでふやすことができます。
タネまきの適期は10月~1月頃です。一定の寒さに当たることで発芽のスイッチが入る性質があります。発芽するまで1~3ヶ月かかり、花が咲くまで丸2年近くかかります。10月にまいたとして、花が咲くのは翌々年の5~7月です。
株分けの適期は春か秋です。大株は株元が大きな根の固まり状になります。地際にある芽を確認して、3~5芽が一株になるように分けます。
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セリ科 難易度★★★☆☆
花を包むように付く「総苞(そうほう)」と呼ばれる葉っぱが美しくて人目を惹きます。