葉のとげとげが特徴的
ヒイラギ
科名:モクセイ科学名:Osmanthus heterophyllus別名:ヒラギ 柊【漢字表記】原産地:日本 台湾樹高:4m-6m開花期:10月-11月難易度 (そだてやすい)
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ヒイラギとは
日本(関東より西)、台湾など比較的温暖な地域に分布する常緑性の樹木で、日本では古くから親しまれています。節分にイワシの頭をヒイラギの枝に刺して玄関に飾って魔除けとする風習は現在でも一般的です。
葉は縁にトゲ状のぎざぎざがあり厚めで革質、濃緑色で表面にはツヤツヤとした光沢があります。この触ると痛いほどのとげが特徴的といえますが、老木になるとトゲのないのっぺりとした葉が出てきます。10月~11月になると小さな白花を葉の付け根に、葉に隠れるような感じでかたまって咲かせます。花の咲いた姿は(花色は違いますが)なんとなくキンモクセイやギンモクセイに似ています。
花の一つ一つは小さいですがかたまって咲くので見栄えがし、樹が大きくなるにつれてたくさん咲くようになるので芳香もいっそう楽しめるようになります。この『柊の花』は冬の季語になっています。
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用途・由来
生垣や庭木として広く利用されますが、魔除けとして鬼門の方向に植えたり縁起木として玄関脇に植えることもあります(現代でもその目的で植えられているかはよく知りませんが)。
名前の由来は葉の縁のトゲ状のぎざぎざに触れると痛いので、古語で「ずきずき痛む、うずく」と言う意味の「ひいらぐ」→木なので「ひいらぐ木」、それが転じて「ヒイラギ」となったようです。漢字では「柊」と書くのが一般的ですが、痛む・うずくと言う意味の「疼」の字を当てた「疼木」でも「ヒイラギ」と読みます。
種類
葉に白い斑のはいるフイリヒイラギ、黄色い縁取りが入るキフクリンヒイラギなどがあります。また、シナヒイラギ、セイヨウヒイラギはヒイラギとは別種でモチノキ科、ヒイラギナンテンはメギ科の植物です。
モクセイ科モクセイ属
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ヒイラギの育て方モクセイ科
花木・庭木