日陰でも育つ

カクレミノとは

ウコギ科 「か」からはじまる植物 花木・庭木・果樹

カクレミノ
この植物の育て方
科名
ウコギ科
学名
Dendropanax trifidus
別名
ミツデ ミツナカシワ カラミツデ
原産地
日本
大きさ
高さ3m~5m
開花期
7月~8月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

日本原産の常緑樹で、主に本州の千葉以南~沖縄にかけて分布し、湿り気のある樹林内や海岸近くに多く自生しています。日陰や潮風に優れた耐久力を持っています。

木が幼い若木の頃は葉に深い切れ込みが入りその姿が昔の雨具の「蓑(みの)」に形が似ているところからカクレミノの名前が付けられました。木が成長して成木になると切れ込みのない葉が出てくるようになり、老木になると古い葉が秋に紅葉することもあり、成長とともに葉が変化していく楽しさがあります。葉の色は深めの緑色でやや分厚くて革質、表面に光沢があります。枝は若い頃は緑色をしています。夏に開花し、秋に果実ができて黒紫色に熟します。

由来・用途

属名のデンドロパナクス(Dendoropanax)はギリシア語のデンドロン(樹木)とパナクス(パナクス属)からなり、同じウコギ科のパナクス属(トチニンジン属)に似た樹木という意味です。

日陰に強く若木は場所もとらないので、日当たりの悪い場所への植栽や坪庭、中庭、茶庭のほか、鉢植え観葉植物としても利用されます。


種類

〔〕内は学名

園芸品種に葉に黄白色の模様が入るフイリカクレミノ〔Dendoropanax trifidus 'Aureovariegatus'〕があります。 近縁の植物にヤツデがあります。

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