育て方はこのページの下
- 科名
- キク科
- 学名
- Coreopsis
- 用途など
- 鉢植え 庭植え
- 開花期
- 5月~9月
- 大きさ
- 高さ30cm~90cm
- 耐寒性
- つよいほう
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
育て方
- ・水はけのよい土壌で育つ
- ・一年草タイプと多年草タイプがある
- ・肥料はやりすぎない
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え・株分け | 3月下~4月 / 9月下~10月 |
---|---|
タネまき | 9月下~10月上 |
肥料 | 3月 / 10月 |
注意事項
オオキンケイギクは特定外来生物に指定され法律で育てることや人に譲ること、販売することなどが原則禁止されています(外来生物法 指定第二次指定種 2006/2/1施行)。
日常の手入れ
支柱を立てる
特に手間はかかりませんが、草丈が高くなるものは倒れないように支柱を立てます。
花がら摘み
枯れた花はそのままにしておかずに花がらを摘み取って株をきれいな状態にします。そうすることで余分な栄養がとられず長い間花を楽しむことができます。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所で元気に育ち、日当たりが悪いと花付きが悪くなります。それ以外はあまり場所を選ばずに良く育ちますが、多湿を嫌うのでできるだけ水はけと風通しの良い場所を選びます。寒さに強いので特に防寒を行う必要はありません。
水やりと肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。多湿を嫌うので常に土が湿っているような状態にするのは良くありません。ただし、鉢植えやコンテナ植えにしているものは夏に極端な水切れさせないよう注意しましょう。
肥料は植え付ける際にあらかじめゆっくり効くタイプのものを混ぜ込んでおきます。地植えの場合はそれ以上肥料を与えなくても良く育ちますが、鉢植えやコンテナ植えにしているものは肥料が切れるとシーズンであっても花がぴたりと咲かなくなることがあるので様子を見ながらときどき液体肥料を与えます。多肥は好みませんので、やり過ぎは禁物です。
適した土
水はけさえ良ければあまり土質は選びませんが、石灰分が多くて堆肥などのたっぷり入った肥沃な土で良く育ちます。鉢植えにする場合は赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を用います。
植え替え・植え付け
一年草タイプのものは花後に枯れてしまうので一度植え付けたら植え替えをする必要はありません。
生育がおう盛なので多年草タイプのものは株分けをかねて植え替えを行います。株分けについては下のふやし方の項を参照に。
ふやし方
一年草タイプはタネから、多年草タイプは株分けでふやすことができます。
タネまきの適期は秋9月下旬~10月上旬で発芽温度は20℃前後、気温が高い時期にまくと発芽しにくいので早まきしないように気をつけましょう。発芽して本葉が数枚出てきたら庭や鉢に植え付けます。複数株まとめて植えた方が見栄えするので、庭植えの場合は20cmほどの間隔で植え付けます。鉢植えの場合はやや詰め気味に植えた方が花が咲いたときにボリュームが出ます。
株分けは生長を始める直前の早春もしくは花が咲き終わった後の秋が適期です。大きく育った株は掘り上げて根をほぐしながら子株に分けてそれぞれを植え付けます。
かかりやすい病害虫
病気:べと病 害虫:アブラムシ
春や秋の低温時期に長雨が続くとべと病が発生することがあります。べと病にかかると葉に黄色い斑点ができてやがて黒ずんで葉が枯れてしまいます。被害にあった葉は取り除き早めに殺菌剤を散布します。
春先から新芽やつぼみにアブラムシが発生しますので見つけ次第駆除します。
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