育て方はこのページの下
- 科名
- クスノキ科
- 学名
- Cinnamomum camphora
- 用途など
- 地植え
- 開花期
- 5月~6月
- 大きさ
- 高さ~30m
- 耐寒性
- ややよわい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・寒さに弱いので寒冷地での植栽には向かない
- ・苗木の内は比較的寒さや病害虫の被害を受けやすい
- ・大きくなるので庭木としてはあまり現実的ではない
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 5月~9月 |
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剪定 | 3月中~4月中 |
日常の手入れ
剪定
芽吹く力は比較的強いので、枝を短く切り詰めてある程度コンパクトに仕立てることが出来ます。適期は3月中旬~4月中旬です。秋以降に切り詰めると、その後出て来た新芽がしっかりと育たないうちに寒さが来て傷んでしまうことがあるので気をつけましょう。枝を切る作業は基本的に春1回に済ませましょう。自然樹形は美しいですが、相当の場所をとります。
日当たり・置き場所
日当たりがよく、強い風の当たらない場所が適しています。特に冬の乾いた風は木を傷めます。暖地性の樹木で、耐寒性はさほど強くないので寒冷地には不向きです。木が小さくて根が充分に張っていない状態では寒さの被害を受けやすいです。
水やりと肥料
やせ地に植えていない限り、肥料を与える必要はありません。
適した土
腐植質のたっぷり入った肥えた土が適していますが、特に土質は選ばず極端なやせ地、乾燥地でなければ育ちます。ま た、適度に湿り気のある土壌を好みます。
植え替え・植え付け
植え付け適期は5月~9月です。植え付け後はぐらつかないようにしっかりと支柱を立てて固定しておきます。早春や晩秋は 寒さの被害を受けやすいので避けます。
相当大きくなる樹木なので、長い目で見ると一般家庭で庭木として扱うのはあまり現実的ではありません。
ふやし方
タネまきでふやします。熟した果実を採り、果肉を取り除いてタネを良く洗います。九州や四国の暖地ではそのまままきますが、低温や霜の心配がある地域ではタネを乾かさないように砂などに入れ、凍らない場所に保存して春になってからまきます。タネを乾燥させてしまうと発芽力が落ちるので気をつけましょう。
かかりやすい病害虫
苗木の内は立ち枯れなどを起こしやすいです。樹が大きく生長すると体力も付いて害虫や寒さの被害は受けにくくなります。