見た目が枝だけのユニークな姿
ミルクブッシュ(アオサンゴ)
科名:トウダイグサ科学名:Euphorbia tirucalli別名:アオサンゴ《青珊瑚》原産地:熱帯アフリカ草丈:~7m栽培難易度: (そだてやすい) |
ミルクブッシュとは
トウダイグサ科ユーフォルビア属には全世界に2000種が分布します。種(しゅ)によって形態は様々で、葉が未発達で茎がこん棒状や球状に肥大するユニークな姿のものもあります。ユーフォルビア属で馴染みの深いものに、クリスマスシーズンに鉢植えで出回るポインセチアなどがあります。
ミルクブッシュもそんなユーフォルビア属の一種です。葉がなく枝だけが茂っているように見えるユニークな姿は一見つくり物のようにも見えます。和名のアオサンゴ、そのほかの別名フィンガーツリーやペンシルツリーなどはその姿に由来します。枝は多肉質、直径5mm前後の棒状で緑色、よく枝分かれして茂ります。そこに小さな葉が付きますが、早落性ですぐに落ちてしまいます。
主に鉢植えの観葉植物として楽しみますが、本来は6-7mもの高さになる植物で、熱帯各地では生垣などにも利用されます。茎を傷つけると、そこから白いミルクのような樹液を出します。ミルクブッシュの名前はこの樹液に由来しているのでしょう。樹液には炭化水素が多く含まれており、石油に変わる燃料として利用を検討されていたこともあるそうです。
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