ニゲラの育て方
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- 科名
- キンポウゲ科
- 学名
- Nigella damascena
- 用途など
- 鉢植え 庭植え
- 開花期
- 4月~6月
- 大きさ
- 高さ30cm~80cm
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・タネは光に当てると発芽しにくい
- ・霜柱に注意(苗が持ち上げられる)
- ・発芽適温が低め、タネまきは9月中旬以降
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 9月~10月 |
---|---|
肥料 | 10月~6月 |
日常の手入れ
おもしろい形の果実は、ドライフラワーにして楽しめます。果実が熟してぱんぱんにふくらんだ頃に刈り取って、風通しのよい日陰に逆さにつるして乾燥させます。
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てます。暑さは苦手ですが、本格的な夏が来る前に自然に枯れてしまうので特に関係ありません。
耐寒性は強いので特に防寒する必要はありませんが、霜柱でまだ小さな苗が持ち上げられて枯れてしまうことがあるので寒冷地では地面に敷きワラなどの防寒対策を行う必要があります。
水やりと肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。少し乾燥気味を好み、過湿にすると根ぐされをおこして生育が衰えたり、枯れてしまいます。
肥料は、土にゆっくりと効くタイプのものを混ぜ込んでおきます。追肥として生長が始まり花が咲くまでの間、液体肥料を2週間に1回の間隔で与えますが、肥料を与えすぎると軟弱な苗になるので、少し控えめにしましょう。多肥は禁物です。
適した土
水はけのよい土を好み、酸性の土を嫌います。鉢植えは赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土を使用します。地植えは土に石灰を混ぜ込んでおき、酸性を中和しておきます。
植え替え・植え付け
大きくなった株は根を傷めると根付きにくいので、苗の植え付けは小苗の内に行います。一年草で花後に枯れるので、一度植え付けたら植え替える必要はありません。
ふやし方
タネをまいて育てることができます。タネの発芽適温が秋まきの草花にしては低めなので9月下旬から10月中旬にまくようにします。
タネが発芽するには光が当たらないことが重要(暗い条件下で発芽するものを「嫌光性種子」といいます)なので、タネをまいたあとはしっかりと土をかぶせましょう。
植え替えを嫌うので(根付きにくい)、できるだけ鉢や庭に直接まくようにしましょう。発芽後はしっかりと日光に当てます。ビニールのポットにまいてある程度大きくなったら、鉢の土を崩さないように慎重に植え替える方法もあります。この方法なら根を傷めずに植え替えできます。
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ
春先からアブラムシが発生します。茎葉、新芽、つぼみなどについて植物の栄養を吸汁するので、見つけ次第、駆除しましょう。